ススキを原料にしたバイオエネルギー生産やバイオリファイナリーで、我が国が国際競争力を持てる可能性が
ススキを原料にしたバイオエネルギー
生産やバイオリファイナリーで、
我が国が国際競争力を持てる可能性が
2010年02月01日
Biorechnology Japan's BLOG
詳細は、リンクを参照して下さい。
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どうやらススキを原料にしたソフト
バイオマスからのバイオエネルギー生産や
バイオリファイナリーで、我が国が国際的
に競争力を持てる可能性があります。
ススキは単位面積当たりの生産性が
トウモロコシなどを遙かに凌駕します。
猛烈な生産性を持っているため、
エネルギー作物として極めて有望な植物
なのです。
しかも、冬の間、地上部が枯れると、
葉や茎の窒素やリンなどの栄養分が地下茎
に転流し、蓄積されます。
エネルギー植物の栽培のために、窒素や
リン、カリなどの栄養分を肥料として
与えなくてはなりませんが、ススキは
そうした栄養要求性も低いのです。
畑ではなく、荒れ野や耕作放棄地に栽培
することができます。
エネルギー作物が食糧と農地を奪い
合ったり、森林を破壊して畑を作ることに
よる環境への悪影響や二酸化炭素の放出が
懸念さえれていますが、ススキはそうした
可能性が低い作物なのです。
しかも、地下茎に炭素を蓄積するため、
空中の二酸化炭素を固定する作用も
あります。
つまり、エネルギー作物として、究極の
特徴を備えているのです。
先月、米国で問題とされたのは、
トウモロコシの害虫がススキに寄生する
可能性が明らかになったためですが、
それだけ欧米ではススキを栽培することが
真剣に検討されています。
問題はこうした欧米にとって新しい植物
であるススキを大規模栽培した時に本当に
二酸化炭素の放出を抑制し、エネルギーや
物質を持続可能に生産できるのか?
という実証です。
北海道大学がこの研究を行っていますが、
支援しているのが、英国のエネルギー企業、
BP社であることに、私は大いなる憤慨と
心配を持っています。
2010年度から、ススキの資源保護から
利用まで一貫した総合的研究プログラムを、
立案しなくてはなりません。
農水省、環境省、経産省、文科省、
国土交通省、この5省が総力を挙げて、
今、取り組むべき課題だと思います。
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なるほど、ススキを原料にしたソフト
バイオマスからのバイオエネルギー生産
ですか、
実現すると良いですね。
>支援しているのが、英国のエネルギー
>企業、BP社であることに、私は
>大いなる憤慨と心配を持っています。
>早期に我が国の独自戦略プログラム
>として推進すべきだと考えます。
同感です。
政府は、何を考えているのでしょう?
確か、CO2の削減をしようとしている
はずですよね。
国民が、企業がやることと、他人事の
ように思っていませんか?
政府には、主導する責任があります。
他国に先んじなければなりません。
出遅れてはいけないのです。
わかっているのかな?
政治資金の話しばかりでは
情けないではないですか?
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