長崎大学のスーパーコンピュータがIEEEの「ゴードン・ベル賞」(価格性能部門)を受賞
長崎大学のスーパーコンピュータが
IEEEの「ゴードン・ベル賞」
(価格性能部門)を受賞
2009年11月27日 slashdot
ちょっと古い話で申し訳ありませんが、
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長崎大学が理研らと共同で研究していた、
GPUを演算ユニットとして使用した
スーパーコンピュータが、IEEEの
ゴードン・ベル賞を受賞していたそうだ
(西日本新聞、論文要旨)。
このスパコンはGPUを760個並列に接続
したもので、158TFLOPSの演算性能を発揮。
地球シミュレータの122TFLOPSを
上回ったという。
また、開発費用は3800万円と安く、
そのため今回の価格性能部門の受賞と
なった模様。
西日本新聞の写真を見る限り、一般的な
PCのマザーボードにこれまた一般的な
GPUを接続した構成で、マザーボードは
棚にベタ置きと、確かにコストがかかって
いなさそうな感じではある。
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>地球シミュレータの122TFLOPSを
>上回ったという。
確かにコストパフォーマンス抜群ですね。
こういうことが言えるようです。
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スパコンは「何を計算するか」によって、
どの程度性能を発揮できるかがが大きく
違ってくるといい、今回開発された
スパコンは、特に天体物理学などでの
活用が見込まれている。
既存のスパコンの方が、より広い範囲
での利用ができるとみられるが、
今回の件がスパコン開発のあり方に一石
を投じたことは間違いなさそうだ。
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スパコンは事業仕分けで話題に
なりましたが、
単に世界一という言い方は、漠然と
しすぎていて、正確な議論ができない。
大切なのは、どういう目的で、どういう
使い方をするかをハッキリさせて開発
すること。
ということでしょうか?
それによって必要金額は、
全然違ってくる。
効果の把握についても、投資と回収に
ついても、もっと議論すべきでしょう。
必要なものは必要だけれど、お金が
無限にあるわけでもない。
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