« 3Dテレビ、早くも混戦 | トップページ | 負けても悔しがらない国は、復活できない »

2010年2月 1日 (月)

自動車用2次電池の材料選択、サイはもう投げられた

自動車用2次電池の材料選択、
サイはもう投げられた

詳細は、リンクを参照して下さい。

---------------------------------------
 今、自動車用リチウムイオン2次電池を
開発しているメーカーの間で、どの材料を
選ぶかで意見が割れている。

 例えば、正極の材料では三元系を含むCo
(コバルト)系がモバイル機器で実績があり、
多くのメーカーが手掛けている。
 エネルギー密度を上げられそうなNi
(ニッケル)系は、トヨタ自動車、
パナソニックエナジー社(旧松下電池工業)、
ジーエス・ユアサコーポレーションなどが
熱心だ。
 安全性の高いMn(マンガン)系は、
米EnerDel社、日産自動車、NECが力を
入れている。
 資源問題がなく安くできそうなFe(鉄)
系は、米A123 Systems社、ジーエス・
ユアサコーポレーション、中国BYD社、
同Lishen社、素材メーカーとしては
住友大阪セメント、三井造船が先行
している。

 要するにバラバラである。
 負極の材料においても電解質の材料に
おいても、程度の違いはあるが、
こうした戦いがある。

 問題は、どの材料が生き残り、どの材料
が落ちこぼれるか、だ。
 性能が横並びのまますべてが生き残り、
競争を続けるとは考えにくい。
 何らかの勝負がつくだろう。

 「なぜ、2位ではいけないのか」。
 材料の選択を誤り、競争に負けたメーカー
には悲しい結末が待っている。
 既に投資してしまった技術があり工場も
あるから、「落ちこぼれた」とは言っても、
市場からは消えないかもしれない。
 安売りしてでも稼働させることになる。
 これでは大きな利益は望めない。

 リチウムイオン2次電池の開発は、一度
材料を決めてしまうと軌道修正がしにくい。
 各社とも、自分が選んだ材料に既に社運
をかけてしまったことになる。
 その材料が最高でなかったとすれば、
自らの判断と心中するしかないのである。
---------------------------------------

厳しいですね。

負けたらどうしましょう?

経営は、一種の賭けのようなもの。
イチがバチか?

|

« 3Dテレビ、早くも混戦 | トップページ | 負けても悔しがらない国は、復活できない »

社会関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自動車用2次電池の材料選択、サイはもう投げられた:

« 3Dテレビ、早くも混戦 | トップページ | 負けても悔しがらない国は、復活できない »