夢を紡ぐ:地球に優しい新技術/6 げっぷ抑えメタン減らす飼料 海外から熱い視線
夢を紡ぐ:地球に優しい新技術/6
げっぷ抑えメタン減らす飼料
海外から熱い視線
毎日新聞 2010年1月13日 東京朝刊
詳細は、リンクを参照して下さい。
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岐阜県海津市にある「川瀬牧場」。
風通しのいい牛舎で、60頭を超す
ホルスタインがのどかに飼料を食べる。
この飼料は伊東宏明さんが、飼料会社を
通じて、販売する特別のものだ。
「あれが状態のいい緑褐色のふん。
飼料に含まれる繊維がちゃんと消化
されている」
その秘訣(ひけつ)は、BLCS
(微生物利用の家畜清浄システム)と
呼ばれる家畜の飼料だ。
乳酸菌やバチルス菌など数種類の微生物
を含有。
牛など反すう動物のげっぷに含まれる
メタンガスの抑制に加え、栄養素の消化
・吸収力の向上、ふんの消臭効果まである
「夢の飼料」。
いま、海外の熱い視線が集まっている。
メタンの排出量の4~5割を家畜の
げっぷが占めるとされるニュージーランド
政府が03年、牛などの農家に「げっぷ税」
を課す検討をしたことがある。
伊東さんは、台湾系のベンチャー、
日本仁安堂薬健(本社・東京都)が開発
したBLCSを聞きつけ、05年6月に
販売権を取得。
飼料会社と協力し、BLCSと通常の
飼料を混ぜた混合飼料を開発した。
しかし、農家の関心は薄かった。
「まず裏付けデータを取って、効果を
数字で見せよう」
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面白い発想です。
中国への売り込みが奏功しつつあるとの
ことで、本格進出できると良いですね。
地球温暖化対策にもなるし、
素晴らしい。
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