日風力開発:英に次世代送電網、基幹技術供与、海外を開拓-日経
日風力開発:英に次世代送電網、
基幹技術供与、海外を開拓-日経
2010/01/12 bloomberg
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1月12日(ブルームバーグ):12日付の
日本経済新聞朝刊は、日本風力開発が英国で
次世代送電網(スマートグリッド)を構築
すると報じた。
総工費は約15億円。
現地の電力会社と協力し、蓄電池を使って
送電網を安定させる基幹技術を提供する
という。情報源は明示していない。
報道によると、スマートグリッドを構築
するのは、英北部のオークニー諸島。
同地域には風力発電所が約2万5000
キロワット、波力発電所が7000キロワット
あるが、さらに出力2万キロワット程度の
風力発電所を建設する計画。
蓄電池には日本ガイシが製造する
ナトリウム硫黄(NAS)電池を使うという。
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何故、英国なのでしょう?
日本の方針は? 日本では?
「米、次世代送電網の構築に3100億円拠出
を表明 規制緩和も推進」
という話しもあるのに、
これからは、環境ビジネスだと思うの
ですが、さっぱり見えて来ません。
自然エネルギーの活用です。
風力発電用風車に使用するベアリングの
輸出が伸びているという話しがあります。
高所にある風車の機械の修理は難しく、
20年間故障しない信頼性が要求される
そうで、技術のある日本にその話しが
来たということです。
それは、それで、良いことですが、
肝心の電力発電用風車は欧米のメーカー
が取っていて、
デンマーク、米国、ドイツ、スペインの
上位4者で世界の6割を占める。
太陽電池パネルも似たような状況に
なりつつある。
昨年11月8日。午前4時半から1時間半
スペインの電力の53%を風力が占めた
そうです。
スペインでは、昨年1月~10月の発電量
のうち、風力が13%、太陽光が3%。
一方日本は風力が0.3%、太陽光が
0.2%ほど、
技術の差ではなく、政策の差です。
これからは、部品でも、製品単体でもなく、
どのような技術を使って、どのような価値
を提供出来るか?
システムとして提供出来なければ駄目
なのだと思います。
当然スマートグリッドの技術も入って
きます。
それらを統合した技術が要求されます。
それがわからないはずはないと思う
のですが?
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