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2010年1月12日 (火)

アイデアが寿命を延ばす巨大望遠鏡

アイデアが寿命を延ばす巨大望遠鏡
(科学技術部記者 小玉祥司)
2010-01-08 日経産業新聞online

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 米タイム誌が選んだ2009年の科学的発見
ベスト10に、国立天文台や独マックス
プランク研究所などによる太陽系外惑星の
発見が選ばれた。

 ハワイに建設された大型望遠鏡すばる
を使って直接撮影に成功したもので、
アイデアをいかして開発した観測装置も
力を発揮した。

 財政難の影響で予算縮減がいわれるなか、
限られた資金を活用して成果をあげる道を
示している。

 今回の成果は、中心部の恒星を隠して
周りの惑星だけが見えるようにする
コロナグラフと呼ばれる装置の性能向上に
負うところが大きい。
 二手に分けた光のパターンを比較して
中心の恒星の影響を取り除く差分光学系
という技術を採用、暗い惑星を映し出す
コントラスト性能を従来の10倍に向上した。

 この装置をすばるに接続して観測、
太陽系外惑星だけを撮影したわけだ。
 「新しい発見のかげには必ず新しい装置
がある。
 今回もそうだ」と国立天文台太陽系外
惑星探査プロジェクト室長の田村元秀
准教授は自信を見せる。

 新しい観測装置の開発にかかった費用は
約1億5000万円。
 必ずしも少ない額ではないが、研究者が
工夫をこらすことでかなり圧縮できた
という。

 例えばこうした装置ではわずかな光を
感度よく検出するために冷却する必要が
あるが、範囲が広いほど費用がかかる。
 新装置では光の検出に必要な部品の周囲
だけに絞り込み、新しく採用した差分
光学系も冷却はしていない。
 「アイデア勝負だった」と観測装置の
開発に当たった国立天文台の鈴木竜二
研究員は話す。
 こうした工夫を重ねながら手作りする
ことで費用を抑えながら世界に並ぶ成果
を出しているわけだ。

 今回の成果が得られたのは、新開発の
コロナグラフだけでなくすばるという
優れた望遠鏡があったからだ。
 ただ、すばるそのものは完成後10年が
たち、必ずしも世界の最先端をいくわけ
ではない。
 口径ですばるを上回る大型望遠鏡は
世界をみれば6台が稼働し、なかには
口径が10メートルを超える大型望遠鏡も
登場している。
 こうした大型望遠鏡を新しく作るには
数百億円の資金がいる。
 それに比べると少ない追加投資と
研究者の工夫で世界のトップクラスの
成果を上げたことになる。

 もちろん巨額の公費を投入するからには、
内容の点検や無駄を省くことは必要だ。
 しかし、今回のすばるを活用した成果を
見れば、ベースになる装置や施設が
しっかりしていれば、長期間にわたって
周辺装置の工夫や研究者のアイデアで世界
の先端で競争できることを示している。

 目先の成果や単純な費用対効果だけを
考えて先行投資を怠ると、科学技術立国
どころか世界との競争から取り残される
危険があることも忘れてはならない。
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>米タイム誌が選んだ2009年の科学的発見
>ベスト10に、国立天文台や独マックス
>プランク研究所などによる太陽系外惑星の
>発見が選ばれた。

素晴らしい成果ですね。
おめでとうございます。
しかも研究者の工夫と少ない投資で、

でも、最後のところ、
「目先の成果や、、、忘れてはならない。」
を肝に銘じておいてくださいね。
政治家さん!

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