夢を紡ぐ:地球に優しい新技術/5 蓄電池 「安く」「軽く」「安全」追求
夢を紡ぐ:地球に優しい新技術/5
蓄電池 「安く」「軽く」「安全」追求
毎日新聞 2010年1月9日 東京朝刊
詳細は、リンクを参照して下さい。
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リチウムイオン電池をつなぎ合わせ、
家庭用の電力をためたり、電気自動車
(EV)の動力源にできないか--。
湯浅浩次さんのチームは、2年前から
新たな取り組みを始めた。
リチウムイオン電池は通常、商品や
用途別に設計される。
例えばEVの多くは、直方体の角形電池
を使う。
だが、目を付けたのはパソコンなどに
使う円筒形のリチウムイオン電池
(直径1・8センチ、高さ6・5センチ)。
「年間3億本も生産する汎用品で廉価。
コストが大幅に削減され、一気に普及
する」と考えた。
試作を重ねてたどりついたのは円筒形の
リチウムイオン電池を20本ずつ7列、
計140本並べた「電池モジュール」
と呼ぶ蓄電池。
モジュール1個は重さ8キロで、容量は
1・5キロワット時。
1日5キロワット時が必要とされる
一般家庭なら4~5個、軽自動車なら
12~13個、電動バイクならわずか
1~2個でまかなえる。
「将来の生活に欠かせないものになる
と思う」
発売は早ければ1年後で、価格は
モジュール1個5万~10万円となりそう。
1キロワット時あたりでは、EVに
用いられる角形電池の半額以下にな
る計算。
量産化すれば「5万円以下」になる
とみられ、住宅への設置や車への搭載が
期待されている。
太陽光で発電した電力や電力会社から
購入した夜間の安い電力を、蓄電池に
ため、電気代や二酸化炭素(CO2)
排出を大幅に抑制することも可能。
「将来的には家庭がためた電力を売る
のも夢じゃない」
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以前にも、似たようなニュースを投稿した
けれど、この方法は手っ取り早くて
良さそうですね。実用化が早く出来る。
太陽電池の電力を有効利用するためにも、
有望だと思います。
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コメント
こんにちは。
蓄電池(装置)もスマートグリッドと切り離せない分野でもあるでしょう。
大阪では一部地域で、実験的にスマートメーターの取り付けを始めたそうですね。
なんとか世界標準を取って欲しいです。
また、電気とガスが協調できるようなシステムが出来らいいのでは、、と個人的な考えですが^^
投稿: H!ro^^ | 2010年1月12日 (火) 14時08分
国内でも、少しは、やり始めているのですね。
世界標準にどの位からめるかが勝敗を決めます。
いまの情勢では、世界標準をとることは難しいと思います。
スマートグリッドはシステムです。
どうも日本は、システムの構築に弱い。
縦割り行政が関係しているのかどうかわかりませんが?
特に、自然エネルギーを取り込もうとすると
スマートグリッドは避けられません。
自然相手ですから、当然発電効率は悪いです。
風力でも、太陽光でも、その発電量は一定していません。
反対する人は、すぐ、そのことを言いますが、
扱いにくいものを、扱う、そこに工夫が必要となり、
新しい技術が生まれるはずなのです。
そこから、世界標準もまた生まれるのだと思います。
挑戦なくして、新しいことは、出来ません。
いろいろ挑戦して欲しい。
安全なところにいて技術立国などと言って欲しくない。
投稿: haredasu | 2010年1月13日 (水) 13時29分