謹賀新年 個の医療や先端医療を開発するための新しい日本の仕組みを創り上げる1年がスタート
謹賀新年 個の医療や先端医療を開発
するための新しい日本の仕組みを
創り上げる1年がスタート
個の医療メールマガジン 2010/01/06号
Biorechnology Japan's BLOG
詳細は、リンクを参照して下さい。
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個の医療や先端医療を開発するための
新しい枠組みが我が国でも芽を出しました。
NPO法人 日本IDDMネットワークという
1型糖尿患者の患者団体が、1型糖尿病の
治療につながる先進的な研究に対し研究費
の助成(第2回目)を、今年1月4日から
開始いたしました。
この研究費こそ、大切に活かさなくては
なりません。
是非とも、皆さん、積極的にご応募
いただきたいと思います。
http://www5.ocn.ne.jp/~i-net/top.html
患者さんの医学研究への共同参画が
我が国の大きな課題でした。
総てを知っている訳ではありませんが、
患者さん自らが自らの病気の克服の
ために資金や試料を提供する試みは
我が国では、欧米と比べて大きく遅れて
います。
米国のバイオや医学の学会などでは、
入り口付近に多数の患者団体が展示ブース
を設け、臨床試験への協力を訴え、
さらには研究資金の提供も行う活動を
良く見かけます。
若年性糖尿病研究財団(JDRF)や
The Michael J. Fox Foundation for
Parkinson's Researchなどが有名ですが、
他にも本当に多数の患者団体が、
医療関係者と共同して、新しい医療技術
や新薬の開発に関与しています。
昨年からWBCにも出場した阪神タイガース
のエース、岩田稔投手が1勝する毎に
10万円を寄附することを決定、肩を壊した
ため7勝に留まりましたが、宣伝効果も
あり、日本IDDMネットワークへの寄附が
増加しています。
自らも1型糖尿病患者でインスリン注射
は手放せない岩田投手の行動で、3年
かかった研究助成の寄附と同額以上の
寄附がたった1年で集まるまでに
なっています。
まだまだ、小さい動きかも知れませんが、
この小さな動きが、どうしようもなく
硬直した日本を変える大きな力を
秘めています。
今ある仕組みを維持することではなく、
現場のニーズを直視して、新しい日本の
仕組みを創り上げる1年が始まりました。
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素晴らしいことですね。
何事も、小さな動きから始まるのだと思います。
正に、
「世界最大の悲劇、それは善意の人の
沈黙と無関心」―。
だと思います。
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