岡山大、がんの遺伝子治療 日米中で臨床試験へ
岡山大、がんの遺伝子治療 日米中で
臨床試験へ
2009/11/20 19:31 【共同通信】
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岡山大は20日、がん細胞だけを細胞死
させるとともに、がんを攻撃する免疫細胞を
活発に働かせる遺伝子治療の臨床試験を、
2010年以降、日本と米国、中国で始める
計画を発表した。
試験は安全性や有効性を調べるもので、
対象は悪性中皮腫と、ホルモン治療が効き
にくかったり再発リスクが高かったりする
前立腺がん。
担当の公文裕巳教授(泌尿器病態学)に
よると、岡山大が発見したがん抑制遺伝子
「REIC」を組み込んだウイルスを注射
する。
正常細胞には無害で、がん細胞にだけ
アポトーシス(細胞の自殺)を起こさせる
ほか、がんを攻撃する免疫細胞の働きを
活発化したり、病巣に免疫細胞を誘導したり
できるとしている。
臨床試験を始めるには3カ国とも今後、
国の許可を得る必要がある。
REICは、人の組織や動物実験で、
がん細胞を死滅させる働きを確認した
という。
公文教授は「相乗作用で、有効な治療法
のない難治性がんの治療につながると考え
られ、実用化を進めたい」と話している。
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岡山大、頑張ってますね。
ガンの遺伝子治療、有望そうです。
こういう情報が出ています。参考まで、
「岡山大学病院 遺伝子・細胞治療センター」
ガンは難敵です。
がんばってください。
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