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2009年12月23日 (水)

南京虫、共生の細菌からビタミンもらってた 産総研確認

南京虫、共生の細菌からビタミン
もらってた 産総研確認

2009年12月23日 朝日新聞

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 人の血を吸う昆虫のトコジラミ
(別名、南京虫)が、共生している細菌から
栄養素として必要なビタミンB類の供給を
受けていることを、産業技術総合研究所が
確かめた。
 トコジラミ対策に応用できる可能性も
ある。
 近く米科学アカデミー紀要で発表される。

 トコジラミは殺虫剤の普及で一時激減
したが、近年、被害が再び増えている。
 体内に細菌のボルバキアがいることは
知られていたが、なぜかは不明だった。

 産総研の深津武馬・生物共生進化機構
研究グループ長らは、日本と豪州の
トコジラミ105匹からDNAを抽出、
すべてでボルバキアの遺伝子を検出した。
 トコジラミに抗生物質入りの血液を与えて
ボルバキアを除くと、卵の孵化(ふか)率が
激減し、幼虫はほとんど成虫に育た
なかった。
 ボルバキアがトコジラミの成長や繁殖に
重要とわかった。

 トコジラミのえさである血液には
ビタミンB類が少ない。
 血液にビタミンB類を補充すると、
ボルバキアを除いたトコジラミも普通に
成長したため、ボルバキアがその供給役
だと考えられた。

 ボルバキアは昆虫の6~7割に寄生して
いるとされるが、「トコジラミでは必要な
栄養素を供給する相利共生関係にあることを
初めて実証できた」と深津さん。
 共生するボルバキアを標的とすれば、
他の昆虫や哺乳(ほにゅう)類に影響の
少ない薬剤を開発できる可能性がある
という。(米山正寛)
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面白いです。
共生しているということに着目することで、
影響の少ない薬剤を開発できる可能性が
出てくる。

体内にいる細菌は決して悪いものばかり
ではない。共生している場合もある。
と言うか、いつも存在しているという
ことは、何か有益な意味を持つと考える
べきかも知れません。

人間の場合も例外ではなく、常在菌がいて、
バランスを保っている。
悪い菌の増殖を防いでいる。
乳酸菌もそうですし、大腸菌だって、
それなりの役割を持っている。

たしかコアラも体内の細菌が食べ物の
消化を助けてましたね。

正確に理解することが大切です。
無菌状態にすることは出来ない訳ですから、

細菌とも、
どう排除し、共に生きていくのか?
の選択があるのだということですね。

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