「布川事件」再審決定、高裁の「自白疑問」支持
「布川事件」再審決定、高裁の「自白疑問」
支持
2009年12月15日 goo ニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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茨城県利根町 布川 ( ふかわ ) で1967年、
大工の玉村 象天 ( しょうてん ) さん
(当時62歳)が殺害され、現金が奪われた
「布川事件」を巡り、強盗殺人罪で無期懲役刑
を受けた同町出身の桜井昌司さん(62)と
杉山卓男さん(63)が、無罪を主張して
裁判のやり直しを求めた第2次再審請求の
特別抗告審で、最高裁第2小法廷
(竹内行夫裁判長)は、再審開始を認めた
東京高裁決定を支持し、検察側の特別抗告
を棄却する決定をした。
決定は14日付。再審開始が決まった。
今後、水戸地裁土浦支部で再審公判が
開かれ、無罪判決が言い渡される公算が
大きい。
戦後発生し、死刑か無期懲役が確定した
事件で再審が開始されるのは、「足利事件」
に続いて7件目。
確定判決は、2人の自白や、住民らの
目撃証言によって有罪を認定しており、
「自白偏重」の捜査や公判が改めて問題に
なりそうだ。
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また、冤罪のようです。42年前の事件です。
最高裁の判断にエールを送ります。
>「自白偏重」の捜査や公判が問題になる。
何度繰り返せば、改善されるのでしょうか?
罪をかぶせられた人の人生は、二度と
戻ってきません。
その重みをどう考えているのでしょうか?
あまりに日本の警察は、誤りを認めない。
一度有罪としたものは、あくまで有罪。
おかしいと思います。
最高裁の扉は、開かずの扉と言われて
います。人は、間違いを犯すものです。
間違いは、正されなければいけません。
取り調べ全過程の可視化が必須と思います。
特に、裁判員制度となった現在は、尚更です。
民主党も情けない。マニュフェストに全面可視化
をあげておきながら、なんの動きも見られない。
検察のシナリオ通りの結論しか導けない。
取り調べの正当性の評価など出来ようもない。
こういう自白がありました。と言う
調書を出されれば、信用する他ない。
しかも、検察の都合の良い証拠のみが
示される。
前に、裁判員制度については、二つの投稿を
しています。
これらの改善なくして、今の裁判員制度では、
今までより多くの冤罪を生み出すでしょう。
残念というより他ありません。
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コメント
本当にその通りだと思います。 しかし何故?自白内容の信憑性にも疑問があり、また自白を裏付ける有力な物証がないのにもかかわらず、無期懲役という判決に至ってしまうのか、、警察(聴取官)はどんな取り調べをし、また裁判(官)を誘導するのでしょう?まったく酷い事です。
国民が裁判に参加する以前に、、、私が選ばれたとするならば、裁判員制度が始まる前に私は、警察の聴取、弁護士の接見を裁判前に一度でいいから見たい!!!そう思いました。
投稿: H!ro^^ヒロ | 2009年12月16日 (水) 17時19分
警察、検察もひどいけど、裁判官もひどい。
冤罪の場合、何か不自然なものがあったはずです。
なのに、結論は、警察に有利な判定となる。
なぜ? と思ってしまいます。
ならば、市民参加で、といっても今の制度では
残念ながら期待できません。
以前、選挙の時、最高裁の新任投票がありましたが、
私は、冤罪に関わっていた裁判官は、全て不信任にしました。
日本の裁判を良くしていこうという姿勢がないとしか思えない。
「裁判員制度について(その2)」を見て貰えば分かりますが、
根底に流れている思いがどうも違う。
投稿: haredasu | 2009年12月17日 (木) 14時50分