世界初、成人細胞でiPS 自身の組織で安全 山中・京大教授ら
世界初、成人細胞でiPS 自身の組織で
安全 山中・京大教授ら
2009.12.2 産経ニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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成人のヒトの皮膚線維芽(せんいが)細胞
から作製した人工多能性幹細胞(iPS細胞)
をそのまま増殖させることに、京都大学の
山中伸弥教授(分子生物学)と高橋和利講師
(同)らの研究チームが成功し、2日付
(日本時間)の米科学誌「プロスワン」
(電子版)に掲載された。
胎児の皮膚線維芽細胞を使っての成功例は
あるが、成人では世界で初めて。
これまで、細胞の増殖を助けるマウスの
線維芽細胞に、ヒトの線維芽細胞から作製
したiPS細胞をまいて増殖させる方法が
一般的だったが、マウスにウイルスがある
可能性があり安全性が問題となっていた。
研究チームは、30代~70代の成人
計3人から採取したヒトの皮膚線維芽細胞を
一皿ずつ入れ、iPS細胞の作製に必要な
4因子をそれぞれ導入して作製。
その後、自然に増殖し約130日間で
それぞれ10倍以上に増えた。
遺伝子解析を行ったところ、増殖したヒト
iPS細胞は正常に分化していることも
確認できた。
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進歩ですね。
少しずつ。
線維芽細胞とは、
「もっとも基本的細胞で、
これが軟骨細胞になったり、
造骨細胞になったり、
脂肪細胞になったりします。」
というものです。
ニュースの詳細は、以下のリンクを、
「自己フィーダー細胞を用いたヒトiPS細胞の
樹立、培養に成功
-医療応用可能なiPS細胞作製に向けて
一歩前進へ-」
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