既存ルール重視「産学連携これで失敗」北大
既存ルール重視「産学連携これで失敗」北大
(2009年12月24日15時54分 読売新聞)
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北海道大学は32億円を投じながらも十分
な成果を上げられなかった産学連携事業の
失敗原因として、公平を重んじる大学の慣
行により重点投資が不十分になった点や、
リーダーシップを発揮しようとした企業
出身者が既存のルールを重視する大学研究者
に受け入れられず孤立した点などを指摘する
報告書をまとめた。
文部科学省は24日、報告書を公表し、
産学連携に取り組む大学と教訓の共有を
図る。
大学が自らの失敗を検証するのは異例の
試み。
報告書では、大型研究を進める際に、
学外者との意思疎通を十分に図れる体制を
構築すべきなどとする10か条の注意点を
提言している。
北海道大の産学連携事業は、同省の支援
を受け、2003年度から5年間実施。
生命科学などの研究成果から新産業の
創出を目指した。
しかし、10件を目標としたキャンパス
内への企業研究室誘致が2件にとどまる
など、事業は停滞。
同省の研究評価部会は「C」
(所期の計画以下の取り組み)と厳しく
評価した。
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正しい取り組みだと思います。
失敗に学べなければ、進歩はありません。
頑張ってください。
原因は、必ず見つかるはず。
失敗に寛容な社会であって欲しい。
一見非効率的に見えますが、
そういう社会でなければ、
新発見も、新しい技術も生まれない。
生まれにくい。
あまり、効率、効率と言うべきでは
ありません。
少なくとも、未知の分野に向かって行く
時には、失敗はつきものです。
それを恐れていては、進歩はありません。
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