2050年の世界をいかに養うか 人口増と成長で深みにはまる食料問題
2050年の世界をいかに養うか 人口増と
成長で深みにはまる食料問題
2009年12月08日 ECO JAPAN TOPICS
詳細は、リンクを参照して下さい。
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世界人口の増加が止らない。
毎年、ドイツの人口に相当する8000万人
ずつ増えている。
この人々が毎日3食、穀物や肉や野菜を
食べる。
彼らを養うために毎年新たに農地を増やす
必要がある。
68億人を超えた世界人口は、2050年までに
あと23億人増えて91億人になると国連は予測
する。
現在の中国にインドを加えた人口が新たに
加わるのだ。
2050年の世界を誰が養うのだろうか。
2000年をベースにして2050年までに、
世界の穀物生産は21億4300万tから
34億200万tへと6割近く供給を増やす必要が
ある。
とくに、人口増加の激しい発展途上地域
では、10億600万tから19億1400万tに90%も
増やさねばならない。
人口の伸びが止まった先進地域でも、
食肉消費の増大やバイオ燃料生産のために
10億80万tから13億6300万tに36%も増産
しなくてはならない見通しだ。
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ド・ゴール元フランス大統領は「独立国
とは食糧を自給できる国のことをいう」
といったが、食に関して日本は独立国から
ほど遠い。
食品が消費者に届くまでに、どれだけの
輸送エネルギーが使われているかを示す
指標に「フード・マイレージ」がある。
食料の輸送量に運搬距離を掛け合わせた
数値で、食料の生産地から食卓までの距離
が長いほど、輸送にかかる燃料や二酸化炭素
の排出量が多くなる。
この結果、フード・マイレージの高い国
ほど、食料の消費が環境に対して大きな
負荷を与えることになる。
農水省の試算によると、日本の
総フード・マイレージは2001年時点で
約9000億t・kmと世界最大だ。
島国なので輸送距離が長くなるという
事情はあるものの、隣国の韓国の2.8倍、
日本の2倍以上の人口を持つ米国と
比べても3倍になる。
この食料を生産する日本の農業の現場は、
「食」の現状以上に危機的状況にある。
農業を主にしている農家の就業者の
年齢は、58%が65歳以上の高齢農家である
(2008年)。
サラリーマンなら、年金生活者の歳で
ある。
10年後に、どれだけの農民が田畑で
働けるのだろうか。
1960年から2005年までの50年の推移を
見ると、GDPに占める農業生産は9.0%
から1.0%へ。
つまり農業は産業としては「1%産業」
になってしまった。
日本の農業生産は年間6兆円で、30兆円
といわれるパチンコ産業にも遠く
およばない。
農業就業人口は1200万人から252万人へと
5分の1に、総労働人口に占める農業人口の
割合は27%から4%に減った。
一方で、1961年に609万haあった農地の
4割を超える260万haもの農地が耕作放棄や
宅地などへの転用によって消滅した。
これは現在の水田面積と同じ規模であり、
また第二次大戦後に農地改革で旧小作人に
解放した194万haをはるかに上回る
規模である。
この数字から、今後の日本の農業に希望を
見いだすことは困難だろう。
ということは、今後とも日本は輸入に
頼らざるを得ない。
いくら国際分業とはいえ、自国民を
飢えさせてまで輸出する国はない。
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こういう状況を見ていると。
優先すべきは、食糧問題のように思えてきます。
国防を言うのであれば、食料問題は避けて通れ
ません。
日米安全保障条約も大事ですが、食料問題は、
一朝一夕では解決出来ません。
もっと、先を見据えて、なすべきことを決め、
即行動すべき時期ではないのでしょうか?
どうも日本人は鈍い、国民も、政治家も
のんきすぎませんか?
食料輸入が出来にくくなってから、
慌てても、間に合いません。
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