第6回 多発性硬化症(その4)
第6回 多発性硬化症(その4)
2009年6月19日 (金) 薬事日報
参考にしてください。
この回で最終のようです。
バックナンバーもありますので、
見逃した方は見られると良いと
思います。
「第2回 自己免疫疾患はなぜ起こる」
が事実上の初回で、
「第3回 多発性硬化症(その1)」
~「第6回 多発性硬化症(その4)」
と連載されています。
知識の整理に役立ててください。
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連載は、その次が
「第7回 アレルギー疾患(その1)」で
~「第9回 アレルギー疾患・喘息(その3)」
まであります。
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参考まで、
最近の多発性硬化症関連の研究では、
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MSといえば細胞性免疫による自己免疫疾患
(Type1)、と考えられていたところに、
液性免疫(Type2)の関与が指摘され、
さらに、そもそも免疫が主体ではく、
オリゴが「被害者」とは言い切れない
病態(Type3,4)の報告がなされた
Type1=T細胞とマクロファージのみ
からなる炎症(=細胞性免疫)
Type2=免疫グロブリンと補体からなる
炎症(=液性免疫)
Type3=オリゴの自発的死(アポトーシス)
による脱髄が主体で免疫グロブリン
・補体・髄鞘再生を認めないもの
Type4=オリゴの変性が主体で髄鞘再生を
認めないもの
Blog 「芦田の日記より」
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ということですので、単純には
ゆかないというのが現状。
研究は、現在進行中と理解してください。
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