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2009年11月25日 (水)

官僚が予算配分するシステムには限界が。基礎研究から臨床研究まで、シームレスに資金供給する仕組みの確立を

官僚が予算配分するシステムには限界が。
基礎研究から臨床研究まで、シームレスに
資金供給する仕組みの確立を

2009年11月24日
Biotechnology Japan:Webmasterの憂鬱

詳細は、リンクを参照してください。

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 仕分け人の出自を見ると、結局は大企業の
バランスシートを改善する能力に長けた人材
ばかり。
 既存の産業の合理化の議論には能力を発揮
するでしょうが、新産業創造といった評価
には能力不足です。

 ここは是非とも、米国科学財団(NSF)の
ような科学者の組織が予算を受け取り、
わが国が今必要な科学とはなにか、大所高所
に立って、配分する仕組みが必要です。

 日本学術振興会と科学技術振興が、
それぞれ旧文部省と旧科学技術庁の出先
として、科学政策をまた先状態にしている
ことがそもそも、無駄であると私は思います。

 これでは、科学者は官僚の予算配分機構
の添え物に過ぎません。
 両団体を廃止して、日本学術会議がNSF的
な活動をすべきだとさえ思いますが、日本の
科学者の近視眼的縄張り争いを見ると、
3年計画で権限や予算を委譲し、人材の育成
から始めなくてはならないでしょう。

 健康や医学研究に関しても、英国のMRCや
米国のNIHなどのような、研究機関と研究
資金の供給機関を設立すべきかも知れません。

 文科省と厚労省の研究や研究担当者の
重複は多いのは当たり前で、基礎研究から
臨床研究まで、シームレスに資金供給する
仕組みが効率的です。

 事業仕分けはこうした根本的な問題に
切り込まなくては、単なる政治的な
ショーに終わってしまいます。

 個別の事業の予算確保を訴えるだけでなく、
科学予算投入の仕組みに対して、科学界の
側から大胆な提案をする必要があると
確信しています。
 当然、総合科学技術会議のあり方も、
俎上に載せるべきでしょう。
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まさに仰る通りだと思います。
私でさえ、同様に考えるのに、どうして
科学界の側から大胆な提案がでないので
しょうか?

>日本の科学者の近視眼的縄張り争い
とはなんとも情けない。

先進諸国に、良いお手本があるのに、
どうして改革できないのか?
じれったくて仕方がない。

こんなことで、日本に明るい未来が
来るのだろうかとさえ思う。

病気もそうだけれども、積極的に
介在できないのがつらい。
状況がどうあれ、共に歩むしかない。
あきらめずに!

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