パーキンソン病:「孤発性」に四つの遺伝子かかわる
パーキンソン病:「孤発性」に四つの遺伝子
かかわる
毎日新聞 2009年11月16日 10時23分
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手足が震えたり筋肉がこわばる難病、
パーキンソン病の大半を占める、家族に患者が
いない「孤発(こはつ)性」タイプについて、
約3万の遺伝子のうちの四つがかかわっている
ことを、神戸大の戸田達史教授(神経内科)と
佐竹渉研究員(同)らがDNAの比較で突き
止めた。
米科学誌「ネイチャージェネティクス」に
16日、論文が掲載される。
国内の同病患者は約15万人で、孤発性が
約9割を占めるとされており、解析がさらに
進めば、病気の進行を抑える治療薬開発
なども期待できるという。
DNAは、4種類の塩基が約30億個並んで
いる。
塩基の並びのうち数百から1000個に
1カ所ほど、人によって通常と異なる場所が
あり、一塩基多型(スニップ、SNP)と
呼ばれる。
戸田教授らは、孤発性の患者約2000人と、
病気でない約1万8000人から血液を採取し、
スニップの場所を比較した。
発症にかかわるスニップのある遺伝子は
合計数十あるとされており、解析を続ける。
【野田武】
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期待したい。
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コメント
同じく、期待します。
投稿: H!ro^^ヒロ | 2009年11月16日 (月) 12時29分