漢方薬の保険外しは、撤回せよ
今日の朝日新聞「声」欄の投稿です。
こういう内容です。
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漢方薬などの市販品類似薬は保険適用外と
された。
理由は、「湿布薬・うがい薬・漢方薬
などは薬局で市販されており医師が処方する
必要性が乏しい」とある。
まず、漢方薬をうがい薬などと同列に
考えていることに失望した。
漢方薬は、各個人の体質や症候などにより
薬がきまる。
同じ症状でも同じ薬がでるとは限らない。
また薬である以上、副作用が皆無でなく
維持の診療が必要である。
私自身、医師の診断を受け、漢方薬で
更年期障害が大きく改善された。
神経ブロックでも改善しなかった激痛が
軽減し、生活を取り戻した知人もいる。
医療用漢方薬が保険適用から除外されれば、
私たち患者の負担は大幅に増え、漢方の
受診も難しくなる。
漢方薬により多くの人の病状が回復して
いる現状を検証し、この決定は撤回すべき
である。
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同感です。
仕分け人の資質を疑います。
科学分野での判断にも、驚かされましたが、
あまりにひどい。
何を無駄と判断し、そうでないとするのか?
分かっているのでしょうか?
最後の判断は、国家戦略室で行う?
では、何のための仕分けなのか?
仕分けとは、そんなに軽いものなのか?
極めて危ういものを感じてしまいます。
もっと、本質を見てください。
極めて単純な無駄は、誰でもわかる。
本当に国民の利益になるのかどうかを
将来を見据えてしっかり判断してください。
疑問を呈さざるを得ません。
出来ないのなら、もっと的を絞るべきでは
ありませんか?
もっと時間をかけるべきではありませんか?
あまりに表面的、本質を知らなすぎるように
思えてなりません。
医療における漢方の位置づけをご存知なの
でしょうか?
最近の世界の動向はどうなのか?
漢方専門医になるのにどの程度の年月を
必要とするのかご存知ないと思われます。
何年もかかるのです。
それほどの専門知識を要求される。
専門知識を持った医師が漢方薬を
処方するのです。
漢方薬は、うがい薬とは違います。
明らかに、副作用もあるのです。
処方には、専門知識が必要なのです。
漢方の医療におけるインパクトは大きい
のです。
なんにもご存知ないとしか思えません。
「hira333の前立腺癌共生日記(後編)」という
ブログの記事を参考までに紹介しておきます。
「漢方の保険給付はずし」
参考になると思います。
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