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2009年11月23日 (月)

米科学者、ES細胞使った臨床試験の認可申請 視力障害治療で

米科学者、ES細胞使った臨床試験の
認可申請 視力障害治療で

2009年11月20日 AFP BBNews

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 米国の研究グループが19日、米食品医薬品局
(Food and Drug Administration、FDA)に
ES細胞(胚性幹細胞)を使った臨床試験の
認可申請を提出した。
 認可が下りれば、ES細胞を用いた治療法が
一歩、医療現場に近づく。

 申請を行ったのは米バイオベンチャー、
アドバンスト・セル・テクノロジー
(Advanced Cell Technology)の研究
グループ。
 黄班変性症の一種スタルガルト病で視力
障害のある患者12人に対して、ES細胞を
用いた臨床試験を行うという内容だ。
 
 スタルガルト病は光を受容する網膜色素
上皮(RPE)細胞が失われたために視力に
障害が出たり失明する病気で、現時点では
治療法が見つかっていない。

 臨床試験では、スタルガルト病患者の
眼球にES細胞由来の網膜細胞を注射して、
RPE細胞を補完するという。
 マウスで行った実験では、この治療法が
有効で副作用もないことが確認されている
という。

 ES細胞を使った臨床試験の認可申請は、
今回がまだ2例目だという。

 バイオ企業ジェロン(Geron)のプレス
リリースによると、最初の申請は脊髄損傷に
関する臨床試験だったが、FDAがこれを保留
にしているため、2010年第3四半期以前に
臨床試験が行われる可能性はないという。

 このほか、マサチューセッツ
(Massachusetts)州の企業が、加齢性の
黄斑変性症について、同様の臨床試験の
認可申請を行う予定だという。
 (c)AFP/Mira Oberman

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やっとES細胞使った臨床試験がスタート
しようとしているというところですね。

ES細胞の臨床試験については、さすがの
米国も慎重なようです。

倫理的な問題がからんでいるからでしょうか?

見守りたいと思います。

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