筋ジストロフィーでもパソコン自在
筋ジストロフィーでもパソコン自在
2009年10月15日(木)日経ビジネスONLINE
詳細は、リンクを参照してください。
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東京都品川区に住む百瀬進也さんが本格的に
パソコンを使い始めたのは、2008年の暮れの
ことだ。
半年後。ヘルパーさんとのメールのやりとり
はもちろん、外出時に撮影した写真の管理や、
好きなGLAYやBoAの音楽を聴くのにもパソコン
を使う。
いずれはブログにもチャレンジしたいと
考えている。
健常者は気が付かないかもしれないが、
パソコンは決して使いやすい機器とはいえない。
百瀬さんもかつてパソコンにチャレンジして、
1度断念した経緯がある。
操作と習熟の困難さからIT機器の利用を
断念する障害者は、少なくない。
パソコンは彼らの世界を一変させる
重要なツールとなった」。
こう話すのは、障害者や高齢者の
パソコン利用を支援する任意団体
「品川ITサポーターズ」の今井啓二会長。
2008年から難病者のパソコン利用を
支援し始めた。
「行動や生活の範囲が限られる人ほど、
簡単にコミュニケーションをとるツールを
必要としている。
パソコンはそれにぴったり」と話す。
2008年末にパソコン操作に再チャレンジ
するにあたってカギとなったのは、
2つの技術開発である。
1つは入力支援ソフト。
もう1つは入力装置だ。
入力支援ソフトには、メールや文字入力
を支援するソフトウエア
「ハーティー・ラダー(Hearty Ladder)」
を使った。
脳性麻痺のため手足が不自由な技術者、
吉村隆樹氏が開発したソフトウエアである。
もう1つ、カギとなった入力装置には、
空気の圧力でスイッチを入れる
「エアバックセンサー」と呼ばれる
デバイスを採用した。
「これで入力の負担が劇的に軽くなった」
と今井会長は話す。
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素晴らしいです。
>脳と機械を結ぶブレーン・マシン・インターフェース
>(BMI)技術を使って、脳卒中患者の機能回復を
>図る新しいリハビリ方法を慶応大のグループが開発に
>成功し、効果が確認された。
という話しもありますが、まだまだ一般の人には
手が届かない。
上記のような、直ぐに使えるツールがどんとん
増えてくると良いですね。
>「行動や生活の範囲が限られる人ほど、
>簡単にコミュニケーションをとるツールを
>必要としている。
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