若手研究者のやる気を失わせた 鈴木寛・文科副大臣
若手研究者のやる気を失わせた
鈴木寛・文科副大臣
(2009年10月22日 21:06)ロハス・メディカル
詳細は、リンクを参照してください。
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「プレーンの状態であれば通らない話で
あっても、いったん公表したものを覆すだけの
盛り上がりに欠けた。
若手研究者をディスカレッジしてしまった
ことは間違いないので、これを大いなる教訓
にして、科学的に先端研究を支えていく
仕組みを構築していきたい」。
鈴木寛・文部科学副大臣は、いち早く疑問を
表明していた最先端研究開発支援プログラムの
選考やり直しに至らなかったことに無念さを
にじませつつ、今後を見据えて必要な取り組み
を列挙した。(川口恭)
支援するのにふさわしい最先端研究を選ぶ、
という方法論が全く科学的に確立されていない。
選択するということに関する科学、
アカデミズムが余りにも貧弱で、人もルールも
知恵もツールもスタンダードもない。
だから10分間のヒアリングで決定するような
信じられないことが起きた。
米国には、選択する方法のスタンダードが
確立されていて、社会に共有されている。
それが全くないということに関して、
自然科学、社会科学を問わず科学者と名のつく
関係者は全員猛省する必要がある。
私も社会科学者の端くれとして責任の一端
を感じている
これまでの科学振興予算は、そのピラミッド
構造を考えることなしに、思いつきで
バラバラに付けられていた。
このために継続性がなく、ポスドクが
大量にあふれるような状況になってしまった。
各年齢層ごとに切れ目なく予算を投入し、
年齢が上がるごとに支える人数を選抜を
かけて徐々に減らしていく。
ドロップアウトした人は、プロデュース
するとか伝えるとか支える側に回る、
そんな仕組みを作り上げたい。
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まったく驚きというしかない。
貴重な税金の使い道を、きちんとした根拠もなく、
決めても良いのでしょうか?
あまりに、無責任に思えます。
今まで、情報開示がなさすぎました。
もっとオープンに何が問題で、どのようにして
解決しようとしているのか、示して貰いたい。
選考方法が余りに乱暴だな、とは思って
いましたが、ひどすぎるように思えます。
>これを大いなる教訓にして、科学的に
>先端研究を支えていく仕組みを構築
>していきたい
期待しています。
技術立国を目指すのならば、最重要課題です。
一刻も早く構築し、予算をつけて貰いたい。
方向性は、正しいように思えます。
オープンに議論し、正しいと思える施策を
定期的に見直しながら、続けることが必要です。
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