未承認薬12品目の開発に国費投入へ―厚労省検討会議
未承認薬12品目の開発に国費投入へ―厚労省検討会議
更新:2009/10/01 19:11 キャリアブレイン
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厚生労働省の「未承認薬使用問題検討会議」
(座長=堀田和光・国立病院機構名古屋医療センター
院長)は10月1日、海外で承認されており、
医療上の必要性が高いにもかかわらず、
企業が不採算などを理由に国内での開発に
着手していない医薬品12品目について、国費を
投入して開発を支援することを決めた。
厚労省が今年度補正予算で獲得した
「未承認薬等開発支援事業費」(753億円)を
充当する方針。
今後、開発計画に応じて支援額を決定する。
その結果、支援を決めたのは、
▽ストレプトゾシン(対象疾病=膵島細胞がん)
▽クロファラビン(小児急性リンパ性白血病)
▽ペグアスパラガーゼ(急性リンパ芽球性白血病)
▽アレムツズマブ(B細胞性慢性リンパ性白血病)
▽タルク(悪性胸水)
▽スチリペントール(乳児重症ミオクロニーてんかん)
▽ルフィナマイド(レノックス・ガストー症候群)
▽メサドン(がん性疼痛)
▽ヒトヘミン(ポリフィリン症)
▽テトラベナジン(ハンチントン病)
▽システアミン(シスチノーシス)
▽経口リン酸塩製剤(原発性低リン血症性クル病)―の12品目。
企業から「支援を受けても、現時点では
開発する条件が整っていない」との回答が
あったフェニル酪酸ナトリウム
(尿素サイクル異常症)は、見送ることを
決めたが、厚労省では「支援の道を閉ざす
わけではなく、あらゆる可能性を
探っていきたい」としている。
また、開発企業が未定のベタイン
(ホモシスチン尿症)については、
めどが立った段階で検討する。
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有り難いと思います。
進めて下さい。人の命に関わることですから、
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