色覚障害のサル、遺伝子治療で16色を識別
色覚障害のサル、遺伝子治療で16色を識別
2009年09月17日 14:11 AFP BBNews
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色覚障害を持つサル2匹に遺伝子治療を施し、
すべての色を識別できる色覚を持たせることに
成功したと、米ワシントン大学
(University of Washington)などの研究
チームが17日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」
に発表した。
ヒトの色覚障害治療への応用が期待されるという。
赤と緑が区別できない色覚障害は、遺伝情報に
おけるたった1回の変異で引き起こされると
考えられており、男性の5~8%、女性の約1%が
色覚障害者といわれる。
研究チームは、生まれつき色覚障害のある
成体のリスザル2匹を、1年以上かけて訓練。
タッチスクリーンに表れた色の境界を正しく
なぞることができたら、ごほうびの
グレープジュースを与える方法で、16色の
識別テストに回答できるようにした。
その上で、赤い光を感知する視物質の
遺伝子を風邪ウイルスに組み込み、これを
サルに感染させることで、遺伝子を網膜の
細胞に取り込ませた。
この治療から約20週間後、2匹はすべての
色を認識できるようになり、この状態は
2年以上続 色覚障害を持つ霊長類で、網膜のすべての
光受容体が完全に回復した例は、今回が初めて。
先天性の視覚障害は治癒不能という
一般概念も覆されることになった。(c)AFP
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遺伝子治療、進歩してきましたね。
素晴らしい成果のように思えます。
人間に対する治療が一日でも早く、
実現されるよう期待しています。
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