自治医大、パーキンソン病に遺伝子治療
自治医大、パーキンソン病に遺伝子治療
(2009年8月14日 読売新聞)
---------------------------------------
6人中5人が機能回復
パーキンソン病患者の脳にウイルスを使って
遺伝子を組み込む国内初の遺伝子治療を実施している
自治医科大学で、治療を行った患者6人のうち
5人の運動機能が回復した。
ウイルスの安全性についても確認できたという。
症例が少なく、まだ一般的な治療としては使えないが、
患者の生活を大きく改善する可能性をもつ成果だ。
中野今治(いまはる)教授(神経内科)らは、
2007年5月から08年9月にかけて、
ドーパミンを作る酵素の遺伝子を組み込んだ
特殊なウイルス約3000億個を、
パーキンソン病患者6人それぞれの線条体に注入した。
半年後に運動機能を調べたところ、
5人に改善が見られた。
体を動かせなかった患者が、日常生活に支障が
ないまでに回復したケースもあった。
---------------------------------------
素晴らしい結果ですね。
是非、一般的な治療として行えるように
進めて欲しいと思います。
| 固定リンク
「遺伝子治療関連ニュース」カテゴリの記事
- レンチウイルスベクターの産生を飛躍的に増大させる方法を開発―遺伝子治療用ベクターへの応用に期待―(2019.03.04)
- あらゆる発達段階のマウス脳内で狙った細胞の正確なゲノム編集に成功~ヒトや動物の生理機能や病態解明に期待~(2017.10.24)
- iPS細胞 ストック事業 移植約30%で拒絶反応(2017.08.26)
- 遺伝子治療によるイヌのデュシェンヌ型筋ジストロフィーの軽減(2017.07.29)
- Wmの憂鬱、核酸医薬に未来を見た(2017.05.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント