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2009年8月14日 (金)

裁判員制度について(その3)

冤罪をかえって増やしてしまうとしか思われて
なりません。

杞憂でしょうか?

どうしても気になります。

以前にも投稿しているので、以前の投稿以外に
気になる点についてのみ述べます。


一つは、

今度の制度は、公判が始まると、
「やむを得ない事由」のため公判前整理手続きで、
請求出来なかったものを除き、後に証拠調べを
請求できなくなりました。

これは、すごく大きな問題のように思えます。

松川事件で言えば、事件から9年も経ってから
出てきたのです。
逆転無罪の決め手になったとされる「諏訪メモ」
は、検察側によって長く秘匿されていたのです。

このようなケースでも(というより、冤罪は多く、
このような新証拠が後になって発見されること
から無罪が成立しています)正しい判決が出せる
のでしょうか? 出せるとは思えません。


もう一つは、

「わかりやすい審理」の落とし穴です。

検察側は、事件の一面に焦点を当てて、
被告が有罪であることをわかりやすく、
演出するのです。
この演出を裁判員は、果たして見破れる
のでしょうか?
極めて疑問です。

しかも裁判員は、知らない情報をいきなり
見せられる。
相手は、公判前整理手続きによってあらかじめ
知っている情報なのです。

これで、公平で、正しい判定が下せるので
しょうか?

元に戻せと言っているのではありません。
国民の目線を入れる意味は、あると思います。
その利点に対して、不備がありすぎると
思われるのです。

不安はありますが、良い制度にしていくよう、
見守っていくしかないと思います。
そして、おかしいものは、おかしいと、
主張していくしかないと思います。

影響力のあるメディアの責任は、大きいと
考えます。

参考までに、いままでの投稿は、

「裁判員制度について」2009年5月24日 (日)
「裁判員制度について(その2)」2009年7月 4日 (土)
「開かれた裁判って?」2009年8月 1日 (土)

の3つです。

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