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2009年8月12日 (水)

脳梗塞でも反対側の脳が失われた機能を“肩代わり”

脳梗塞でも反対側の脳が失われた機能を“肩代わり”
―神経回路のつなぎ換えと機能回復を順々に促進―

平成21年8月12日
自然科学研究機構 生理学研究所(せいりけん)
科学技術振興機構(JST)

詳細は、リンクを参照してください。

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 最近の脳科学の進展によって、脳梗塞などによって
失われた脳の機能も、効果的なリハビリテーション
によって機能回復につながることがわかってきました。

 今回、自然科学研究機構 生理学研究所の鍋倉 淳一
教授の研究グループは、脳梗塞後には反対側の脳が
失われた機能を“肩代わり”することを証明し、
また、その脳の機能回復の過程の詳細を、マウスを
使って明らかにしました。

 脳の神経回路の「つなぎ換え」(再編)や機能回復は、
順序よく整然としたプロセスで起こっていることが
初めて明らかになりました。

 日本でも患者数250万人にも上るといわれる
脳卒中後の効果的なリハビリテーション方法開発に
役立つ成果です。

 米国神経科学学会誌(Journal of Neuroscience、
8月12日号)で報告されます。


 研究チームは、マウスの脳の右半球の表面、
大脳皮質(体性感覚野)といわれる部位に脳梗塞を
ひき起こし、そのとき、反対側の左半球の同じ
部位の神経で何が起こるのかを、詳細に調べました。
 右半球の脳梗塞で失われた脳の機能も、左半球が
代わりに働くようになり、機能を“肩代わり”する
ようになりました。

 その過程で、脳梗塞とは反対側の左半球では、
脳の中の神経のつなぎ方がまず最初に組み変わり、
機能を肩代わりするための新たな神経回路が組まれ
(神経回路のつなぎ換え)、そしてその後に、
刺激に応じて最適な機能回復が促されることが
明らかになりました。

 このとき、脳の神経のつなぎ方が組み換わるのは
脳傷害後早期の1週間目から2週間目の間という
限られた時期に起こること、また、機能回復は
刺激を与え続けることにより脳傷害後4週間目に
かけて次第に完成されることも明らかになりました。

 鍋倉教授は、「神経回路の再編と機能回復は、
それぞれ異なるメカニズムで起こっている可能性
があり、それぞれに最適なリハビリテーション方法が
あると思われます。

 脳傷害後の特定の時期に傷害部位とは反対側の脳を
いかに刺激するか、など、効果的な治療法
・リハビリテーション方法の開発に役立つ成果
です。」と話しています。
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Good Newsです。

脳の可塑性については、以前より言われてきた
ことですが、脳梗塞時の機能回復がどのように
行われるのかが、証明された。ということですね。

効果的な治療法・リハビリテーション方法の開発に
きちんとフィードバックして貰いたいと思います。

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