1000円高速:損失5億円 渋滞や新幹線利用減
1000円高速:損失5億円 渋滞や新幹線利用減
2009/8/8 毎日新聞サイエンスニュース
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高速道路料金を上限1000円に割り引く制度で、
東京-名古屋間では今春の大型連休(4月25日~5月6日)
に最大で5億円近い社会的損失が生じたとの試算を、
有村俊秀・上智大准教授と岩田和之・日本学術振興会
特別研究員がまとめた。
渋滞による移動効率悪化や東海道新幹線の利用者減が
主な要因という。
二酸化炭素(CO2)排出量も昨年同期に比べ
5割以上増えた。
制度はお盆期間の平日も実施中だが、地球温暖化と
経済対策の両面で検証を迫られそうだ。
さらに、渋滞時の速度が時速40キロになったと仮定すると、
ガソリン消費量は2353キロリットル増えた。
それに伴いCO2排出量は昨年同期より、
1000世帯の年間排出量に相当する5500トンが
上乗せされたことになる。
有村准教授は「全国でみれば、損失はさらに
膨らむだろう。
高速道路の無料化が議論されているが、混雑が
生じる可能性のある区間や時間帯には適切な
料金設定が必要だ」と話す。【大場あい】
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単なる経済効果だけでなく、CO2排出量も減らして
いかないといけないはず。(経済効果もないのでは論外)
その意味では、鉄道の利用とか、別の策を考えるべき
だし、今の時代にあった、もっと総合的に見て、良いと
思える政策を時間をかけて検討した方が良いのでは?
多額の税金を投入するのだから、もっと良く検討
してください。すぐにこのような記事がでるようでは、
問題ではないですか?
どうも今の政治家は、拙速にすぎる。
CO2排出量の削減策はどう考えているのか?
今のままでは、達成不可能な状況。
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