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2009年8月27日 (木)

国会図書館の本、ネット有料公開探る 絶版も手軽に

国会図書館の本、ネット有料公開探る 絶版も手軽に
2009年8月25日15時0分 朝日新聞

詳細は、リンクを参照してください。

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 国立国会図書館の蔵書をインターネット経由で
有料公開する構想が浮上している。
 既存の出版ビジネスとの共存に課題もあるが、
利用者から使用料を徴収し、作家や出版社に分配。
 実現すれば、絶版本などが自宅で手軽に読める
ようになる。
 構想の背景には、米グーグルが世界規模で進める
全文検索サービスの衝撃がある。

 国会図書館は蔵書のデジタル化を進め、10年度末
には同館が所蔵する国内図書の4分の1にあたる
約92万冊がデジタル化される見込みとなった。
 長尾真館長が、急増するデジタルデータの活用の
仕組みを日本文芸家協会や日本書籍出版協会の
幹部らと協議してきた。

 長尾館長らの構想では、新設する非営利の
第三者機関「電子出版物流通センター」(仮称)に、
同館の図書データを無料で貸し出し、センターが
ネット公開する。
 利用者は数百円程度の使用料で、本を借りる
ようにパソコンで本文を一定期間読める、
といった利用法が検討されている。

 ただ著作権が残る書籍は、ネットで公開するには
作家や出版社から許諾を得る必要がある。
 この処理コストが壁になり、今のところ同館が
ネット公開しているのは著作権が切れた明治大正期の
書籍約16万冊などに限られている。

 書籍のデジタル化は国会図書館でも00年ごろから
始めていたが、米グーグルが欧州や日本などを
含む世界の書籍700万冊以上をデジタル化している
ことが明らかになった。
 米国作家協会などとの集団訴訟の和解案では、
グーグルが得る収益の一部を作家側に分配する
ための団体もつくることになっている。
 権利者側の三田氏らの構想は、この日本版
というイメージだ。

 国会図書館の蔵書のネット公開が急激に拡大すると、
書店などを含めた既存の出版流通ビジネスが
打撃を受けかねない。
 当面のネット公開の範囲は、作家と出版社との
出版契約が完全に切れた絶版本などに限られる
可能性もある。

 構想の試案をまとめる松田政行弁護士は
「日本の出版文化の配信は他国の私企業に
任せるのでなく、日本が主体的に進めるべきだ」
と話す。(赤田康和)
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すぐには、できそうもないですね。

せっかくデジタル化するのだから、有効に利用
できるようにして貰いたいものです。

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