EYA遺伝子、ウイルスを攻撃するたんぱく質を生成
EYA遺伝子、ウイルスを攻撃するたんぱく質を生成
(2009年6月29日 読売新聞)
---------------------------------------
インターフェロンを作らせる役割…京大発見
身体の正常な形成に不可欠なEYAという遺伝子が、
ウイルスを攻撃するたんぱく質、インターフェロンを作らせる
役割も兼ね備えていることを、京都大医学研究科の
長田重一教授らが突き止めた。
免疫疾患や遺伝病の仕組みの解明につながる成果で、
29日の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
長田教授らはマウスの細胞を使って、免疫に関係する遺伝子を
探索中に、EYAが作るたんぱく質が、ウイルス感染を探知する
センサー分子とくっついたり、離れたりしていることに着目。
EYAの働きが強まると、細胞がインターフェロンの
大量合成を始めることを発見した。
---------------------------------------
この発見で、免疫疾患の仕組み解明にどの位つながるのかな?
一歩、一歩前進あるのみですね。
| 固定リンク
「遺伝子治療関連ニュース」カテゴリの記事
- レンチウイルスベクターの産生を飛躍的に増大させる方法を開発―遺伝子治療用ベクターへの応用に期待―(2019.03.04)
- あらゆる発達段階のマウス脳内で狙った細胞の正確なゲノム編集に成功~ヒトや動物の生理機能や病態解明に期待~(2017.10.24)
- iPS細胞 ストック事業 移植約30%で拒絶反応(2017.08.26)
- 遺伝子治療によるイヌのデュシェンヌ型筋ジストロフィーの軽減(2017.07.29)
- Wmの憂鬱、核酸医薬に未来を見た(2017.05.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント