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2009年7月16日 (木)

「髪の元」細胞で神経修復


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脊髄損傷治療に道

 人間の髪の元になる細胞を使って、切断されたマウスの足の
神経を修復することに北里大など日米の研究チームが成功した。
脊髄(せきずい)損傷や事故で切断された手足の再生治療に
応用が期待され、米専門誌に発表した。

 同大の天羽康之講師(皮膚科学)らは、体毛の周囲にあり、
毛のほか神経や筋肉、皮膚の細胞に変化する能力を持つ
「毛包幹細胞」に着目。
この細胞を髪のそばから取って増やした後、マウスの末梢
(まっしょう)神経の切断部分に移植した。

 その結果、8週間後、切れた神経はつながり、足の付け根から
電気刺激を与えると足が動いた。
自然治癒にまかせたマウスに電気を流しても足は動かなかった。

 毛包幹細胞は、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)や
新型万能細胞(iPS細胞)に比べ変化できる器官は限られ
増殖能力も低いが、人間に移植した際のがん化の危険性は少ない。
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(2009年7月2日 読売新聞)


良いニュースです。

既に旧聞になりますので、知っておられる人もいると
思いますが、「髪の元」細胞というのは、面白いですね。

神経の再生という意味では、これ以外に、前に投稿した、

「聖マリアンナ医大、人間の上皮幹細胞用い脊髄損傷したラットの歩行回復
日刊工業新聞 Business Line(掲載日 2009年06月19日)」

と言うのがありましたね。

単純な神経の再生がまず、治療のターゲットになるのでしょう。

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