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2009年7月 2日 (木)

化学研、細胞壊死関連遺伝子の作用原理を究明

化学研、細胞壊死関連遺伝子の作用原理を究明
難治性炎症疾患治療の新薬開発可能性を提示

[2009-07-02]


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 韓国の研究者が虚血性心疾患や脳血管障害、神経退行性疾患などと
密接な関係のある遺伝子を発見してその作用原理を究明し、
難治性炎症疾患の治療に新たな可能性を提示した。
 大徳所在の韓国化学研究院(院長オ・ホンスン)は新物質研究団の
チョ・ヨンシク博士が細胞壊死に関連のある遺伝子「RIPK3」を発見、
その作用原理を究明したと7月1日に発表した。

 プログラム化された細胞壊死の分子メカニズムを究明したことで、
細胞壊死関連の遺伝子であるRIPK3の特異抑制剤の開発が可能になり、
敗血性ショック、虚血性心脳血管疾患や神経退行性疾患などの
難治性炎症疾患に対する新たな概念の治療剤開発の可能性を提示した。

 チョ博士は「機能的に細胞自殺には影響を与えず壊死のみを
抑制できる新薬は世界的に見ても皆無。
 化学研が保有しているchemical libraryを利用してRIPK3を
ターゲットにした新薬を開発できるよう努力したい」と述べた。

 この研究に関する論文は関連分野で世界有数の学術誌
『Cell』誌2009年137巻6号(2009年6月12日付)に掲載された。
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>敗血性ショック、虚血性心脳血管疾患や神経退行性疾患などの
>難治性炎症疾患に対する新たな概念の治療剤開発の可能性を提示。

>機能的に細胞自殺には影響を与えず壊死のみを
>抑制できる新薬は世界的に見ても皆無。

とのことです。

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