肺がん:中皮腫や喫煙で起こる仕組み解明 岡山大チーム
肺がん:中皮腫や喫煙で起こる仕組み解明 岡山大チーム
毎日新聞 2009年7月27日 21時43分
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アスベスト(石綿)吸入による中皮腫や喫煙など
による肺がんが起こる仕組みを、岡山大の中村栄三
・地球物質科学研究センター長らの研究チームが解明した。
石綿やたばこ、粉じんに含まれる鉄が肺に入ると、
鉄を含む「フェリチン」というたんぱく質が形成される。
フェリチンは大気中などにある放射性物質ラジウムを
集めて蓄積させ、がんを引き起こすという。
28日付の日本学士院発行の自然科学系英文学術誌に論文が掲載される。
研究チームの岡部和倫(かずのり)・国立病院機構
山口宇部医療センター呼吸器外科医長は
「肺のラジウム蓄積量を調べる技術や、肺のフェリチンを
溶かす薬剤を開発できれば、早期診断や治療につながる」
と話している。【下桐実雅子】
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ラジウムによる被爆とは、想像もつかなかった
ですね。
Good Newsです。
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