HTLV-1関連脊髄症とNMOの合併
東北大学大学院医学系研究科 多発性硬化症治療学寄附講座ブログ
に下記情報がありましたので、載せておきます。
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HAMはHTLV-1ウイルス感染によって慢性的な脊髄障害が進行し、
痙性対麻痺とよばれる下肢のつっぱりや排尿障害が悪化していく病気で、
血清および髄液抗HTLV-1抗体が陽性であることが診断には重要です。
HAMのうち、比較的急性に発症する症例が過去に報告されており、
急性HAMと呼ばれていましたが、これらの症例の中にNMOが紛れている
のではないかと考察されています。
HAMにおいて、ウイルス量を減らす目的でインターフェロンαが
用いられることがありますが、NMOの合併例における使用には
注意する必要があります。
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急性HAMの症例の中にNMOが紛れている可能性が
あるということですね。
要注意です。
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