5年以内に移植用「iPS細胞バンク」 山中教授が構想
---------------------------------------
京都大学の山中伸弥教授は4日、新型の万能細胞(iPS細胞)を
再生医療などに使うため、移植用の細胞をあらかじめ蓄積しておく
「iPS細胞バンク」を、5年以内に京都大に整備する構想を
明らかにした。
東京都内で開かれた講演会で話した。
構想では、健康な人から皮膚細胞などを提供してもらい、
あらかじめ約50種類のiPS細胞を準備、再生医療や臨床研究に
迅速に利用できるように備える。
50種類の細胞を用意しておけば、日本人の9割が拒絶反応を
心配せずに移植治療を受けられることがわかっている。
iPS細胞にかかわる研究や実用化の分野は、
1件当たり数億~数百億が見込まれる政府の最先端研究助成の
有力候補といわれている。(林義則)
---------------------------------------
2009年6月4日23時8分 朝日新聞
素晴らしいです。
本当に5年以内に移植用「iPS細胞バンク」ができたら
良いですね。
| 固定リンク
「遺伝子治療関連ニュース」カテゴリの記事
- レンチウイルスベクターの産生を飛躍的に増大させる方法を開発―遺伝子治療用ベクターへの応用に期待―(2019.03.04)
- あらゆる発達段階のマウス脳内で狙った細胞の正確なゲノム編集に成功~ヒトや動物の生理機能や病態解明に期待~(2017.10.24)
- iPS細胞 ストック事業 移植約30%で拒絶反応(2017.08.26)
- 遺伝子治療によるイヌのデュシェンヌ型筋ジストロフィーの軽減(2017.07.29)
- Wmの憂鬱、核酸医薬に未来を見た(2017.05.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント