マイホーム競売最多 不況で返済行き詰る 旧公庫08年
マイホーム競売最多 不況で返済行き詰る 旧公庫08年
2009年6月3日5時0分 朝日新聞
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不況のため住宅ローンの返済に行き詰まり、マイホームを競売で
失う人が増えている。
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が08年度に競売にかけた住宅は
記録のある02年度以降で最多となり、東京、大阪、名古屋の各地裁の
競売件数も急増。
夏のボーナス大幅カットでローン破綻(はたん)が続出する
「6月危機説」もささやかれている。
住宅金融支援機構が朝日新聞の取材に対して明らかにした
08年度の競売件数は、前年度より35%多い1万6577件だった。
とくに昨秋から競売件数は急増し、今年3月には昨年9月の約2倍の
1830件になった。不況で収入が大きく減ったり、勤務先の倒産で
失業したりした借り手が増えたためとみられる。
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本当に大変ですね。
どうにかならないのでしょうか?
せっかく夢のマイホームを手に入れたのに、
あまりに切ない話です。
一生懸命働いてきたのに、どうして?
誰のせい? って言いたくなります。
前にこういう記事を載せました。
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日本の住宅ローンは世界から見れば変則です
(投資せずに貯蓄に走る国民性の根本原因がこれ)
世界は、ノンリコースローンが主流のようです。
ノンリコースローンとは、
>借り主の責任が限定されるノンリコースローン
>ノンリコースについて説明いたしましょう。
>少々乱暴に言えば、住宅ローンの月々の支払いが滞り、
>支払い不能に陥った場合、住宅をローン会社に譲り渡し、
>返済を止めてしまえば、ローン残高を支払うことなく、
>ひとまず一件落着となる、ということです。
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日本もこういう制度にならないのでしょうか?
今後に向けて、長期的な対策は?
政府は、相変わらず、短期的な特例措置のみ。
やりきれない話が多すぎる。
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