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2009年6月25日 (木)

第6話:ペットロスは「気のせい」か?ペットラヴァーズの会に参加して

第6話:ペットロスは「気のせい」か?ペットラヴァーズの会に参加して
~ペットを看取るということ 天国の犬からの宿題~

今回は、第6話です。


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 多くの参加者は家族と生活している。
 にもかかわらずその悲しみや絆は、その人と
コンパニオン・アニマル固有のものであり、家族であっても
共有できない深みが見て取れた。
 私の場合は1人で暮らしていたから寂しさもひとしおだと
考えていたが、それが浅はかであったと理解した。

 心優しい友人からお悔やみを言われれば、元気な笑顔を
返してきたのである。
 「家族といっても、犬(猫、ウサギ、ハムスター…)のことなんだから、
分かってもらえないし」、自分自身「既に立ち直っている」と
思っていたのかもしれない。

 そんな複雑な感情や周囲の無理解を体験した傷、
大切な絆が彼らを成長させたということが、静かに伝わってきた。
 そのようなことに考えが至ると、涙を流すまいと決めていた
にもかかわらず、涙がひたひたと流れ出していた。
 そして、それは構えていた心を溶かす浄化の涙となっていた。

 テレビを見ていると、河川敷に住むホームレスの男性が
「この子がいるから生きている」と言っていた。
 「この子」とは、雑種の犬であった。
 その犬には首輪がつけられており、その男性に本当に大切に
されている様子が伝わってきた。
 ひとはひとりでは生きていけない。
 そして、自分だけのためにも生きていけないのだ。

 21世紀は様々な理由から「孤世帯」が増えていく。
 それにつれて家族の形態もさらに多種多様になっていく。
 それ故、愛するコンパニオン・アニマルとの絆の築き方、
そして別れにより自分自身の生き方が試される機会が
増えていくのではないだろうか。

 さらにそこには、これまでの「ペットロス症候群」という
精神疾患としての定義だけでは納まらない、「ペットロス」への
解釈が必要となってくるのではないだろうか。
 そしてそこで浮き彫りとなる問題点や解決方法が、
今まさに生まれつつあると実感しているのである。
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まさに天国の犬からの宿題ですね。

「人は、やはり、ひとりでは生きていけない。
自分だけのためにも生きていけないのだ。」

そう思いますし、そのものの為には、弱い人も、
強くなれるのだと思います。

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ペットロスという言葉をご存知でしょうか。ペットには、私たち人間と同様に寿命があります。小型犬や中型犬は13〜20年、大型犬は10〜12年、猫は18〜20年程度の寿命といわれています。たとえその寿命をまっとうできたとしても、私たちはペットの最後を看取らなければなりません。また、それが飼い主である私たちの責任でもあります。ペットロスの悲しみを癒し克服する方法... [続きを読む]

受信: 2009年7月 1日 (水) 13時29分

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