日本の1-4歳の死亡率は他の先進国と比較して高い
厚生労働委員会(2009/4/22)のインタネット中継を見ていて
驚いたことがあります。
社会民主党・市民連合の議員が質問していた内容です。
救急でたらい廻しにあった話です。
7年位前に、たらい廻しにあって不幸にも子どもが
死んでしまった。
つい最近、又たらい廻しがあった。
幸いなことに、一度断られた病院に受け入れが決まって
事なきを得たらしい。
問題なのは、受け入れが決まるまでに、何ヶ所かの
救急救命センターに問い合わせたということです。
問い合わせたにもかかわらず、受け入れができない状況だった。
それでは、何のための救急救命センターなのか?
と言っていました。
同感です。
しかも、7年前も同様にたらい廻しをしている。
現在も同じ!
いったい今まで何をしていたのか?
これは人災であると、
同感です。
知っていますか?
日本の1-4歳の死亡率は世界21位だそうです。
<何故か?>
本来対応すべき救急救命センターが少ないと同時に
PICU(子ども用のICU)が小児人口に対してあまりにも少ないため、
小さな施設で十分な集中医療を受けることなく亡くなっている為です。
(これは、厚生労働省の検討会での話しです)
<現状は、>
救急救命センター中で、子ども専用のPICUが備えられている
病床は、たったの19床。
小児病院中でもPICUがあるのは、80床程度だそうです。
必要な病床数は、国立成育医療センター総合診療部部長の
阪井裕一委員は430床と試算しています。
そうだとすると、あまりに少なすぎる。430床に対して100床程度
しかないわけだから、
当然、救急患者が必要な施設にたどり着けないことになってしまう。
これが実情ではないか?
それがわかっていて、放置しているというのはどういうことでしょう?
すごく問題だと思います。
答弁を聞いていると、
いつも目標なし(いつまでに、何をするというのがない)
目標なくして解決できるはずがない。
なんとも、言いようがない。
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