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2009年5月23日 (土)

本の紹介 「ラスト・メッセージ」

縁あって、知ることとなり、つい最近読んだ本です。
良い本だと思います。お勧めです。

本の題名は、「ラスト・メッセージ」
著者は、小笹優子さん、
脊髄小脳変性症で現在障害者一級、
車椅子生活をされています。


アマゾンで購入できます。
良かったら、買って見てください。


もくじは、
第1章 生きる勇気が出る本;
第2章 自分に恥じない生き方;
第3章 人間力;
第4章 私の事件簿;
第5章 ちょっと教育論;
第6章 英楽塾;
第7章 エピローグ

となっています。


内容は、
同じ病気の少女が書いた「一リットルの涙」
のような、障害者が成長していく、その時、
その時の思いを綴ったものではありません。

これは、これで、成長していく過程が見えて、
その時、その時で、どう感じ、どう思い、
どう成長していったのか、
少女の思いが伝わって来て、
感動する良い本だと思います。
この生き様から、学んだことは多くあります。

今回の本は、そうではなく、小笹優子という
女性が書いたエッセイと言って良いと思います。

障害者としての部分は、ほんの少し、
その代わり、彼女の生き方が見える本なのです。

ずばり、面白い本です。彼女の性格が小気味良い。
正義感が強く、まっすぐな人で、
超行動派、思ったら行動せずにはいられない。
考えるより行動が先。思わず行動してしまう。
そんな人のように感じました。

表現がストレート。
だから、無用な批判もあびてきたようです。

まさに、江戸っ子、
本当は、江戸っ子ではありませんが、

例えば、
交通違反をした時に、
結局、違反には問われなかったようですが、
その過程で、おまわりさんに向かって、

「あんた、私を誰だと思っているのよ!」

と言い切っています。すごいですね。
なかなか言えることではありません。

著者の性格がでてますね。

すべてこんな調子です。笑えます。

彼女は、帰国子女で英語が話せます。
だから、英語塾を開いて、海外に行ったり、
マルチな活動をしてきたようです。

素晴らしい生徒を育てています。
自分の強い意志で良い人生にしてきました。
これからもそうするでしょう。

面白いだけでなく、いろいろ学ばされるところもあり、
私もそうありたいと思って貰えると嬉しいです。

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「ラスト・メッセージ」というタイトルについては、

「ラスト・メッセージ」の「ラスト」には生き抜く
という意味があるそうです。

「ラスト・メッセージ」に込められた意味は、
文字通りの意味と、
これから命ある限り、前向きに生き抜いていくのだという
決意のメッセージを込めたものと思います。

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コメント

haredesuさん、「ラスト・メッセージ」の紹介ありがとうございます。

同病の人から、私の本を紹介していただくことが一番嬉しいです。

ありがとうございました。

投稿: さくら | 2009年5月24日 (日) 09時50分

お役に立てて、私も、うれしいです。

投稿: haredasu | 2009年5月24日 (日) 17時19分

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