NHKスペシャル 病の起源 アレルギー
「NHKスペシャル
病の起源 第6集 アレルギー
~2億年目の免疫異変~」
を見ました。
以前、「超清潔志向の落とし穴」と言う題で投稿した
ことがありますが、このアレルギーの問題でも、
同様のことが言えるようです。
清潔な社会がアレルギーを生んだとも言えると。
>花粉症・ぜんそくなどのアレルギー。
>20世紀後半、先進国で激増。
>花粉症だけで3800万人もの日本人が患う病となった。
>急増の原因は花粉・ダニの増加、大気汚染と
>考えられてきたが、意外な原因があることがわかってきた。
>南ドイツで、農家と非農家の子供の家のホコリを集め、
>「エンドトキシン」と呼ばれる細菌成分の量を調べたところ、
>それが多い農家の子ほど花粉症とぜんそくを
>発症していなかった。
>エンドトキシンは乳幼児期に曝露が少ないと、
>免疫システムが成熟できず、アレルギー体質になる。
>農家のエンドトキシンの最大の発生源は家畜の糞。
>糞に触れることのない清潔な社会がアレルギーを
>生んだとも言える。
この番組の中で、心に残ったのは、
「急激に環境を変えすぎたということと、
動物とは切り離して生きていけない人間」
ということです。
現在の人間は、太古の人間と比べて何が
進歩したのでしょうか?
確かに科学は進歩しましたが、もっと大切なもの
に関して、何も進歩していない。
戦争は無くならない、相変わらず殺し合いを、
憎しみあいを続けている。
軍備の拡張に余念がない。
そんなお金があったら、貧困など、すぐ、
なくなるのではないでしょうか?
毎日誰かが、殺されている。
なんでですか?
本当に、平和を望んでいるのでしょうか?
果たして、進歩しているのでしょうか?
牛は、単なる食料にすぎないという考え方には
人間の大いなる奢りを感じます。
他の多くの動物の犠牲の上に、人間の生存が
成り立っているのです。
もっと人間は、謙虚にならないといけないと思います。
人間も、多くの動物も、植物も、共に影響しあって、
共に生きているのだと、人間も、単独では、
生きて行かれない存在なのだと、再認識しました。
良い番組でした。
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