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2008年11月24日 (月)

NHKスペシャル 病の起源 アレルギー

「NHKスペシャル
病の起源 第6集 アレルギー 
~2億年目の免疫異変~」

を見ました。


 以前、「超清潔志向の落とし穴」と言う題で投稿した
ことがありますが、このアレルギーの問題でも、
同様のことが言えるようです。


清潔な社会がアレルギーを生んだとも言えると。


>花粉症・ぜんそくなどのアレルギー。
>20世紀後半、先進国で激増。
>花粉症だけで3800万人もの日本人が患う病となった。
>急増の原因は花粉・ダニの増加、大気汚染と
>考えられてきたが、意外な原因があることがわかってきた。
>南ドイツで、農家と非農家の子供の家のホコリを集め、
>「エンドトキシン」と呼ばれる細菌成分の量を調べたところ、
>それが多い農家の子ほど花粉症とぜんそくを
>発症していなかった。
>エンドトキシンは乳幼児期に曝露が少ないと、
>免疫システムが成熟できず、アレルギー体質になる。
>農家のエンドトキシンの最大の発生源は家畜の糞。
>糞に触れることのない清潔な社会がアレルギーを
>生んだとも言える。


 この番組の中で、心に残ったのは、

「急激に環境を変えすぎたということと、
 動物とは切り離して生きていけない人間」
 ということです。

 現在の人間は、太古の人間と比べて何が
進歩したのでしょうか?
 
 確かに科学は進歩しましたが、もっと大切なもの
に関して、何も進歩していない。
 
 戦争は無くならない、相変わらず殺し合いを、
憎しみあいを続けている。
 軍備の拡張に余念がない。
 そんなお金があったら、貧困など、すぐ、
なくなるのではないでしょうか?

 毎日誰かが、殺されている。

 なんでですか?

 本当に、平和を望んでいるのでしょうか?
 
 果たして、進歩しているのでしょうか?

 牛は、単なる食料にすぎないという考え方には
人間の大いなる奢りを感じます。

 他の多くの動物の犠牲の上に、人間の生存が
成り立っているのです。

 もっと人間は、謙虚にならないといけないと思います。

 人間も、多くの動物も、植物も、共に影響しあって、
共に生きているのだと、人間も、単独では、
生きて行かれない存在なのだと、再認識しました。

 良い番組でした。

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2008年11月21日 (金)

火山の内部、宇宙線で透視

火山の内部、宇宙線で透視 薩摩硫黄島 東大など初成功

>東京大、高エネルギー加速器研究機構、
>産業技術総合研究所のグループが宇宙線を使い、
>鹿児島県の火山島、薩摩硫黄島(標高704メートル)を
>透視することに成功した。
>活動中の火山の内部を見たのは世界初で、
>噴火予知の新たな観測手段になりうるという。

>東京大地震研究所の田中宏幸・特任助教らは、
>地球に降り注ぐ宇宙線「ミュー粒子線」を受けて
>記録する装置を開発し、8月の約1カ月間、
>火山性ガスを噴き上げて活動中の同島に置いた。
>ミュー粒子は素粒子の一種で透過力が強い。
>密度の低いところはほとんど通り抜けるが、
>密度の高いところでは吸収されるため、
>レントゲン撮影のような透視像が得られる。


 宇宙線の透過力ってすごいのですね。
 前に、コンクリートで出来た建物を透視出来る技術
というニュースを載せましたが、進歩していますね。

※コンクリートで出来た建物を透視出来るという記事は
見えなくなったようです。
見える期間は、長くないようです。

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2008年11月19日 (水)

レアメタルの宝庫「熱水鉱床」探せ

レアメタルの宝庫「熱水鉱床」探せ 新技術開発の動き

 資源の無い国日本としては、成功すれば画期的なことですね。

 希少金属スカンジウム 草津温泉から回収と言うニュースも
ありましたね。

 こうご期待!

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2008年11月18日 (火)

相手の行動の奥底を読み取る

相手の行動の奥底を読み取る
2008年11月18日 火曜日
茂木健一郎の「超一流の仕事脳」
~認知症介護・大谷るみ子~

の中から、注目したい言葉

>人間の脳は、何かが「ある」時にその「ある」ものに
>着目することはできるが、
>「欠けていること」に思いを至らせるのは意外と難しい。
>行動の表面だけを見るのではなく、
>「何が欠けているからこういう行動になるのか」
>というところまで含めて考えるのは、
>仕事も含めすべての分野に通じることだ。

>単に加齢で脳が衰えて、能力が低下してしまった人を
>助けるという意味以上に深い問題が、認知症介護の現場には
>あるのだと感じた。

 そうなんですね。

 深く考えると言うのは、難しいですね。
 考えたつもりでも、真の原因をとらえていないということが
よくある。

 何故、何故と繰り返せ! と言うけれど、これが難しい。
 どうしてそうなったのか、原因は? 何が欠けていたのか?

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2008年11月15日 (土)

マイクロファイナンス・インターナショナル・コーポレーション(MFIC)

- 朝日新聞掲載のMFIC社長「枋迫 篤昌」さんの記事について -

 枋迫 篤昌(とちさこ あつまさ)さんが、出稼ぎ移民を
支える金融を創設。
 優れた社会起業家を支援するアショカ財団のフェロー
日本人で初めて選ばれたそうです。

 朝日新聞の記事ではないですが、関連記事として、
下記を見てください。

「ノーベル平和賞で話題のマイクロファイナンス
東京銀行出身者が米国で活躍
「支援ではなくビジネスとして成功すれば普及する」
2006年11月1日 水曜日 治部 れんげ」

--------------
 素晴らしい仕事だと思います。

>まじめに働く人が報われない社会はおかしい。
>このゆがみを解消することが目標になったのです。


 同感ですが、今の日本もこうなりつつあるように思えます。
 オバマ氏の言う”change”が必要です。
 今の政権の施策を見ていると不安になります。
 現在の結果が、現与党のものである以上、
”change”を行うためには、政権交代しかないのでは? 
 と思います。
 出来るか、出来ないか、やらせてみるしかないのでは?


>米国金融は最も進んだ姿だと言われますが、ふたを開ければ
>虚構の上のマネーゲーム。


 正にゲームと思います。


>金融は常に生産的であるべきで、実需に対してチャンスを
>あたえることこそ本来の役割だと思います。


 虚業は、実業の為にあるべきで、実業と離れては
成り立たないはずです。
 何らかの規制が必要と思いますが、サミットで有効な
結論が出せるのでしょうか?

 マネーゲームの果てが、世界に対してこんなに大きな
影響を与えた。このことを重く受け止めて貰いたい。


 ところで、MFICの株主のほとんどが日本人だそうです。

>80人の株主のうち70人が日本人です。
>お1人ずつに会って事業の内容や私が何を目指しているか
>についてお話ししました。
>中南米諸国は日本とは遠く離れているが、困っている人を
>助けるビジネスですと。
>あるご夫妻は初対面にもかかわらず「困っている人のために
>何かをしたいと思っていましたが、
>具体的な解決策があると分かりました」
>と言って3億円もの出資をしてくださいました。

>一方で失望した経験もあります。
>ワシントンで起業したので、最初は色々な国の方に出資を
>お願いしようとしました。
>まずは中南米の富裕層に話をしました。
>「あなた方の同胞を助けるビジネスです」と話すと
>「俺も苦労してここまできたんだから、
>あいつらも苦労すればいいんだ」
>という答えが返ってきて驚きました。

>米国の個人投資家は「リターンは?」と聞くばかりで
>思考が短期的でした。

>公益目的を持つ財団も訪ねてみましたが
>「あなたの組織は503Cですか」と聞くだけ。
>税の控除対象となる非営利団体かどうか、という意味です。
>「いえ、株式会社です。緊張感を持って運営したいので、
>営利団体にしました」と答えると「それなら対象外だ」という。
>この人たちは本気で社会貢献を考えているのか、
>それとも節税のためなのかと疑問に思いました。

>こんな中、日本の篤志家の方々は遠い国に住む
>見ず知らずの人を
>助けるビジネスのために出資してくださいました。
>本当に感謝していますし、まさにAngel Investors
>だと思っています。


 素晴らしいです。
 まだ、希望がありますね。
 税金逃れの為に、税の取られない国へ逃げだす人の話とか、
収入が何千万もあるのに、税金を支払っていない人の話とか、
良く聞きますので、心配していましたが、この話で
救われました。
 日本人は素晴らしい国民なのだと。

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2008年11月13日 (木)

目に見える効率を追いすぎると、大切なものを見失う

目に見える効率を追いすぎると、大切なものを見失う。
チームの力は「足し算」。ムダなものは何もないのです
2008年11月13日 木曜日 漆 紫穂子

>彼女1人だけを見ると、チームにとってマイナスの
>動きをしていている、と見られてしまうかもしれません。
>でも実は、彼女がチーム全体に対してプラスの働きかけを
>していることもあると気づき、
>「チームの力というのは足し算なのだ」と実感しました。


 そう思います。

 極端な言い方をすると、障害者も健常者も共に学ぶという
ことの中には、こういう面があるのではないでしょうか?

 障害者だけを見るとマイナスでしょう!
 でも、共に学ぶ中で、普通では学ぶことの出来ない大切な
ものを学ぶことができるのではないかと思うのです。
 知識だけが、学ぶべきものではないはずです。

 見落としているものがあるのではないでしょうか?


>チームで仕事をする時、そこには、人と人をつないで
>引っ張り合い、微妙なバランスを取っている糸のような
>ものがあると感じます。その糸は目には見えません。
>ですから、それに気づかず、見えるところの効率ばかりを
>追ってしまうと、見えないところの大切なものを
>落とすことにもなりかねないのです。

 同感です。
 結果と、原因を正しく評価することが大切です。

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2008年11月 7日 (金)

健診〝異常なし〟でも心筋梗塞多発

読売ウイークリーの記事です。


>健康診断の季節。メタボ宣告にため息をつく人も、「異常なし」に
>安堵(あんど)する人も、よく聞いてほしい。
>健診は正常値でありながら、急性心筋梗塞で倒れる人が続出しているというのだ。


 何か恐ろしいですね。

 ちなみに、私の直近のLH比は138/65=2.12です。

>LH比が2以上、糖尿病や高血圧症では1・5以上ある場合には、
>LDL―Cを下げる治療とHDL―Cを上げる治療を並行して行うべきでしょう。

 と言ってますから、医師にお願いした方が良いかもしれません。

 皆さんも気をつけてください。

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2008年11月 6日 (木)

皆で作った目標も、次第に忘れてしまう

皆で作った目標も、次第に忘れてしまう。
日々の体験で、価値観を共有することが大事です
2008年11月6日 木曜日 漆 紫穂子


問題点1:目標を忘れてしまう
問題点2:目標について各人の解釈が異なる


 同感です。
 せっかく皆で作った目標も、うまくいかなくなる。
 続かせ、達成していくことは難しい。


 すごく参考になりました。

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1.「目標の文言だけでなく、背景にある価値観こそを共有しなくてはならない」

2.「形のない価値観を言葉で正確に伝えるのはとても難しいことです」
 「”ストーリー”で価値観を共有していくようにしています」

3.「「チャレンジするということは、失敗も含めて素晴らしいこと」

4.「体験から、自分たちが大切にすべき価値観を学んでいく」
-----------------

 同感です。
 価値観は、単純な言葉だけでは駄目で、形を変えて、いくつも、
具体的に示していかなくてはいけないですね。

 ”ストーリー”の形で繰り返し、さらに体験から学んで行く。


 良い教師にめぐりあえるのは何にも変え難い素晴らしいことだと思います。

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ES細胞から大脳組織

ES細胞から大脳組織、理研が世界で初めて成功

>様々な臓器の細胞に変化できる人の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から、
>大脳の組織を作り出すことに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター
>(神戸市)の笹井芳樹グループ・ディレクターらが世界で初めて成功した。
>新型万能細胞(iPS細胞)でも可能といい、
>アルツハイマー病などの原因解明や再生医療への応用が期待される。
>6日の科学誌セル・ステムセル電子版で発表する。

 ご参考まで、
 この種の研究は、どんどん進歩してます。
 気になるのは、臨床応用はいつ頃?

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