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2008年5月15日 (木)

「軽度」除外で介護給付2兆円超削減

「軽度」除外で介護給付2兆円超削減、財務省が試算
2008年5月14日(水)00:04

>財務省は、介護の必要性が最も低い
>「要支援1」から「要介護2」までの5段階を
>「軽度の要介護者」と位置づけ・・
 
 要支援はともかく、本当に要介護2までを軽度と
考えると言う考え方には大いに疑問を感じます。
 要介護の人を要支援に変更してますよね。

 今の要介護の人は、介護なしに自立は不可能なのでは?
 実態を見ているのでしょうか?
 
>財務省は今後、介護保険制度の見直しを
>厚生労働省に働きかけ、社会保障費の抑制につなげたい考えだ。

 介護保険というのは、介護を必要とする人達を
みんなで支える為の仕組みなのではないのですか?
 
 何が何でも、本当に必要としている人を見捨ててでも、
費用を抑えないといけないと、国民全体がそういうふうに
考えているのでしょうか?
 介護を必要としている人達を見捨てて良いのですか?

 最も重要なことは、本当に社会保障費の抑制に
つながるのでしょうか?
 疑問です!

 介護事業者にも影響します。
 障害者については、生活援助を実施することは、
間接的にリハビリにつながっているはずです。
 廃止すれば、障害者は、家にいて障害がさらに
進行するのをただ、待っていなさいと言うことですか?

 リハビリは、早い時期に行わないと、
進行してからでは、遅いのです。

 進行してから病院にかかったのでは、
遅すぎ、医療費の増加につながるはずです。

 現に、早い時期から、障害者をサポートして
医療費が抑制出来ている自治体があるのです。

 財務省の人は、目先の費用削減だけでなく、
人の心も、実質の費用効果も、よくよく考えて頂きたい。

 想像力のない人達ばかりしかいないように
思えます。
 人としての心もないように思えます。

 官僚の人達には、親はいないのですか?
 自分の親をそんなにぞんざいに扱って良いのですか?
 裕福な人達なのだから、心配ないということですか?

  お先真っ暗ですね。日本の行く末が心配です。

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コメント

これ以上介護の社会化を進めれば税ばかり重くなります。自民党の小池百合子にいたっては介護の社会化を口実に相続税増税を唱えています。中産層にもどんどんかけるということです。つまり、家をとられるということですね。

家をとられるくらいなら福祉はいりません。

福祉か実家か、どっちを守るかというもんだいです。

投稿: 川風 | 2008年11月17日 (月) 10時42分

コメントありがとうございます。

>福祉か実家か、どっちを守るかという
>もんだいです。

 そんなに単純な問題とは思えませんが?

 介護は肉親だけでは、無理なのです。
 今の介護保険の仕組みでは、本当に介護を
必要としている人を支えることができないのです。
 介護崩壊寸前です。
 高齢化社会が間近に近づいているというのに!
 (医療もそうですね)

 現在の介護保険でカバーできるのは、
第一級の障害者で、話すことも、歩くことも
ままならず、いっときも一人では社会生活が
できない障害者でも、介護ヘルパーを頼むのは
週一回程度しか許されていません。
 これで十分とお考えですか?

 人は誰でも、障害者になり得ます。
 明日、脳溢血になり、歩くことも、話すことも
出来なくなるかもしれません。
 あるいは、老齢となり、骨折で、寝たきりに
なるかも、しれません。
 事故にあうかもしれません。

 誰にでも、起きうることなのです。

 困っている人を最低限救える程度の福祉は、
必要と思います。
 ほとんど崩壊状態なのに、これ以上削る
ことは、出来ないと思っています。

 最低限の福祉を実現するために、どこから
その財源をもってくるか?
 大いに議論すべきなのです。

 抜本的な税制改正が必要と思います。
 所得税の徴収に関して相当な不公平がある。
 何千万も収入がある人が税金を納めないでも
良いということが許されている。
 所得の捕捉が不十分だからです。

 正直者が損をする税制ではないですか?

 消費税もあるでしょう。私は、消費税は、
累進消費税であるべきだと思っています。
 (高価なものには高い税を、少額なものには、
 低い税をかける)
 仕組みを作るのが大変だからといって、
 何にでも、一律の消費税をかけるような
 乱暴なかけ方では駄目だと思います。
 (高福祉な国は、皆高い消費税を支払っている
 ようです)
 その他いろいろあります。相続税もあるでしょう。
 真摯に議論すべきものなのです。

 その前に、徹底的な無駄の排除が必要でしょう。
 
 そうして、「すべて国民は、健康で文化的な
 最低限度の生活を営む権利を有する。」
 わけだから、そのことを実現できるよう努力
しなくてはいけないのだと思っています。

 

投稿: haredasu | 2008年11月17日 (月) 15時18分

障がい者が行くデイサービスの数は少ないです。
若い人も多いので、介護保険のようにはいかなくてももう少し増えて欲しいです。
ただ、役所はやりたがらないので委託するわけですが、その費用は年々削られ事業が成り立たなくなりそうな状況です。
人件費が一番かかりますもんね。

財源の割り振り。
その割合をもう少し考え改めて欲しい。
介護・福祉を充実させるべきです。

介護保険では、要支援を外すでしょう。
豊かな老後を送りたい人は、自腹でどうぞと言うことです。

悲しい国ですね。

でも、今を生きる私達は、光を探し出す力もまた持ち合わせているはずです。

何か知らんけど、頑張る!
イエイ!

投稿: 菫ノ花 | 2008年11月18日 (火) 23時11分

コメントありがとうございます。

予算を削るのは仕方ないにしても、
福祉を削るとは、情けない国だとおもいます。

日本国憲法の「すべて国民は、健康で文化的な
 最低限度の生活を営む権利を有する。」

というのは、どうなっているのかと、
言いたくなります。

でも、
>今を生きる私達は、光を探し出す力もまた
>持ち合わせているはずです。

 そうですね。
 めげずに、あきらめずに、
 頑張りましょう!

投稿: haredasu | 2008年11月19日 (水) 11時58分

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