【メディシノバ】多発性硬化症薬のPII試験、神経保護など良好な結果
下記報道がありました。
参考まで、
MN-166は、ケタスと言う品名で、
すでに日本国内で、使用されているものですね。
但し、多発性硬化症適用ではないですが、
効果はありそうですね。
選択肢が増えるのはよいことです。
注射でないというのも良い。
>創薬ベンチャーのメディシノバは8日、
>多発性硬化症治療薬「MN-166」の
>第II相試験を、良好な結果で終了したと発表した。
>同社は今後、ライセンス導出に向けた交渉を本格化し、
>年内には戦略的パートナーを確保した上で、
>大規模な第III相試験を開始する予定。
>早ければ、11年には承認申請に漕ぎ着けたい考えだ。
>MN-166の第II相試験は、2年間にわたって
>実施されたもの。
>既に1年目の成績は昨年発表している。
>2年目の成績を見ると、MN-166の24カ月投与群では、
>12カ月投与群に比べ神経症状の進行が約50%減少した。
>また、1日60mg投与群とプラセボ群を比べたところ、
>第II相試験の1年目に見られた脳重量の損失が、
>2年目で明らかに減少していることが確認されている。
>これら試験成績から、MN-166は
>神経保護作用を持ち、多発性硬化症患者の症状の悪化、
>障害の進行を遅らせる効果を持つことが裏付けられた。
>MN-166の忍容性についても良好な結果が得られており、
>被験者の82・5%が24カ月の試験を完了している。
>一方、副作用としては、軽度な胃腸障害とうつが見られたが、
>いずれも一過性のものだったという
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コメント
ご無沙汰しておりますm(__)m
アボネックスとの併用で既に1年程MN-166を使用しております。
本来であれば適用外ですがケタス(10mg*3)は適用になっていますので倍量投与の形で服用しています。しかし今回も再発で脳幹、頸髄、胸髄に病巣ができましたので・・効果の程はわかりません。。
投稿: dora | 2008年4月13日 (日) 18時11分
ご無沙汰しております。
以前、ケタスの件伺いましたが、
そうですか、
進行しているのですね。
残念です。
効果が見える形で出てくれれば
良かったのですが、
主に脳病変に対して効くと言うような
傾向があるのでしょうか?
どういう評価項目での評価だったのか
気になります。
効果については、個人差もあるで
しょうから、何とも言い難いのですが、
私については、いまだに、診断が
確定していませんので、
治療と言う意味では、
何もしていないと言って
良いと思います。
症状は、主に歩行失調で、
緩除に進行中です。
残念ながら進行は止まりません。
現在障害者手帳
1種2級となりました。
でも、医学は、急速に進んでいますので
あきらめずに、
出来るだけの手を打って、
電池がきれるまで、
と言うところですね。
貴重なコメントありがとうございました。
投稿: haredasu | 2008年4月14日 (月) 09時34分