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2008年3月31日 (月)

肝硬変の治癒

2008/03/31-02:03 肝硬変の治癒、
ラット実験で成功=原因物質作成細胞に注目-札幌医大

 C型肝炎問題でも、肝硬変の話が出てましたが、
患者の方は、沢山おられることと思います。

 内容を下記に引用します。
 このところバイオテクノロジーの進歩が急ですね。
 5年以内の実用化が実現できれば素晴らしいですね。
 

---------
 肝臓がんを引き起こす原因となる肝硬変について、
ラットを使った実験で完全に治療することに成功したと、
札幌医科大学医学部の新津洋司郎教授が31日、
米科学誌ネイチャー・バイオテクノロジーの電子版に発表した。

 肝硬変は、肝炎などがきっかけで臓器の細胞が硬くなる病気で、
進行すると肝臓がんを引き起こす危険性が高いとされている。
 日本では年間4万人以上が肝硬変による肝臓がんで死亡しているという。

 同教授のグループは肝臓が硬くなる原因物質を
作り出す細胞に注目。
 この細胞を破壊する物質をビタミンAなどと
組み合わせて作成し、人為的に肝硬変を起こさせた
ラットのしっぽから静脈注射したところ、
ラットは生き延び、肝硬変も完全に治癒したという。

 同教授はこの治療法が心筋梗塞(こうそく)などにも
応用が可能としており「今後民間企業と共同で臨床試験を繰り返し、
5年以内の実用化を目指したい」と話している。

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2008年3月26日 (水)

「行き場がない」神経難病患者が訴え

 詳細は、リンクを見てください。

 なんともお粗末な話で、暗くなってしまいます。
 と言うか、怒りすら覚えます。

 なんでこんな状況にしてしまう政治家を
選択してしまう国民なのか、情けなくなって
しまう。

 皆さん、こんな状況で良いとお考えですか?

 日本の医療、介護事情は、救急、産科、小児科に関わらず、
なんとも、情けない状態です。

 医師不足については、
政府与党は、ついこの間まで、国会答弁で、
医師数は、十分足りていると、言っていたのです。

 なんという認識不足!

 認識不足というより、現状を無視し、医療費の削減を
優先したということでしょう!

 実際に影響を受ける患者達など、どうなっても
良いと考えているとしか思えません。

 後期高齢者医療制度など、老人は、早く死んでしまえ!
 と言う、メッセージに思えます。

 もっと国民が怒らないといけないのに、
選挙に対する、無関心さは、何なのでしょうか?

 
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>「神経難病団体ネットワーク」は3月25日、
>舛添要一・厚生労働大臣に
>「神経難病患者の病床などを確保してほしい」
>と要望した。

 この要望は、ほとんど無視されるでしょう!

>神経難病患者らを対象にした神経内科は、
>〝不採算医療〟として
>国公立・民間を問わず各地で
>縮小・廃止やベッド削減などが進んでいる。

 残念ながらさらに進むのでしょうね。

>そのうえで「『医療構造改革』によって
>4月から本格化する療養病床削減計画などに
>歯止めを掛けないと、患者や家族に多大な悪影響を招く。
>病床確保等へ今後も粘り強く要請活動を進めたい」

 と言っています。

 この活動は、活動として重要ですが、
 これ以外に、一個人として、弱者でも、やれることは?

 具体的に何をすれば?

 選挙は、当然ですが、何かしないとと、
思います。

 出来ることをするしかないのですが、
何をするのが、良いと思われますか?

 脊髄小脳変性症友の会には、入っていますが、
福島県在住なので、、

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2008年3月15日 (土)

「見るとはどういうことか」を考えて、みる。

ゾウムシのウロコを見ながら、「見るとはどういうことか」を考えて、みる。
2008年3月12日 水曜日 養老 孟司

 見るとはどういうことなのか?
 科学とは?
 時々こういうことを考えて見るのも良いかも
知れません。

>残り少ない人生の一日を、虫のウロコの剥げ方を
>調べながら潰してよいものか。
>ときどきその種の悩みが混ざる。
>そうなると、ますます仕事自体が遅れる。

 うなずけますね。
 自分は、何をやっているのかと、
こんなことに何の意味があるのだろうかと、

>ただ剥げる、剥げないといっても、右のように、
>けして簡単な話にはならない。
>だから研究は牛歩になってしまう。
>虫を観察して、なにがわかるんですか。
>これは素人のよくする質問である。

>これに答えるのは、じつは簡単ではない。
>根本にあるテーマの一つは、
>「見るとはどういうことか」だからである。

>科学は客観的だと思っている人がある。
>でも観察はけして客観的ではない。

 そうだと思います。
 まず、推論を立てて、その推論に従って、
考察するはず、

>見えると思えば見えるが、見えないと思っていると、
>見えない。
>なんだか禅問答みたいだが、そうなんだから仕方がない。

>科学哲学では、これを理論負荷性という。
>ある理論が頭にあると、現実がそういうふうに見える。
>理論がないと、そうは見えない。
>なぜなら、理論がないと、
>見ているものの意味に気がつかないからである。

 面白いと思います。

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変えることができるのは

 確実に変えることが出来るのは、
自分しかないのです。

 他人は、変えられません。

 自分が変わることで、何かが変わります。

 何か不満があるのなら、
他人に不平、不満をぶつけるのではなく、
まず自分を変えていく努力が必須なのです。

 それしかありません。

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2008年3月14日 (金)

ES細胞使い視力回復・聖マリアンナ医大、マウスで成功

 下記のような記事がでていました。

 私自身、緑内障で、治療は継続していますが、
緩除に進行しており、進行は止められません。
 現在視野がかなり欠けており、どのくらい進行するのか
心配です。

 早く、臨床で、処置可能になるよう、期待しています。
 間に合わないだろうけど、希望は捨てないで、

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>ES細胞使い視力回復・聖マリアンナ医大、マウスで成功 

>聖マリアンナ医大の研究グループは万能細胞の
>一種であるマウスの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から
>視神経を作製することに成功した。
>失明したマウスに移植したところ、視神経が再生し
>光を取り戻すことができた。
>人にも応用可能になれば、中高年に多い緑内障の
>視力回復につながるかもしれない。
>13日から名古屋市で始まる日本再生医療学会で発表する。

>今後は、京都大学の研究グループが世界で初めて作った
>新型万能細胞(iPS細胞)でも同様の研究に取り組む。 (16:00)

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2008年3月11日 (火)

日経メディカル ブログ 海堂尊の「死因不明でいいんですか?」

2008. 3. 8
トチ狂っている警察庁

 海堂先生の意見に同感です。

 警察庁が、解剖医の育成協力を法医学会に要望した
報道がでたようです。

 でも、
>そもそも法医学会に解剖医を増加させる手だてを
>打てる力など、あるはずがない。
>医療界に働きかける力は、医療分野に属さず、
>捜査部門に属している法医学会にはないのです。
>見当違いもはなはだしい。
>もっと必要とされている救急救命医や
>産婦人科医の増加もできないのに、
>解剖医を増やせるはずはない。
>物事には優先順位というものがあるのです。

 ごもっともです。
 こんな簡単な理屈がわからないのでしょうか?
 そもそも、日本法医学会の中園一郎理事長は、
解剖体制整備への協力を求める要望書を受け取るべき
ではないのです。
 出来ないのですから、

>国策として、官僚が医師数の抑制政策を
>続けている限り、解剖医を増加させる対応は
>不可能です。
>死者に対応できるゆとりは医療現場にはありません。
>そういう制度設計をしたのは、警察官僚のお仲間、
>財務省と厚生労働省のお歴々です。

 私もそう思います。
 優先順位としては、まず、必要とする医師、病院の
確保でしょうね。
 待遇も、
同時に出来れば、御の字ですが、できないでしょう。

要望する所が間違ってます。

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2008年3月 6日 (木)

「ローテク電子政府」に賛同する

野口悠紀雄氏が提唱する「ローテク電子政府」に賛同する

>一言でいえば「ローテク電子政府」とは,
>「申請・届出の電子的なワンストップは
>実現できなくても構わないので,
>その前段階までのサービスを簡便に提供しよう」
>というコンセプトである。

 私も賛成です。

 大切なのは、真に、使いやすい、
使い勝手の良い、システムでなくては
いけないと、思います。

 今、政府が構築しつつあるシステムは、
どうなのか?
 疑問を感じるのです。

 慌てず、ローテクでも良いから、
数値目標をもって、着実に進めて行って
欲しい。
 あるべき最終目標に向かって!

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ムシはムシをどう見ているか

ムシはムシをどう見ているか
2008年2月13日 水曜日 養老 孟司

 まず、記事の内容から、

>歩いている虫どうしが、葉っぱの上で出会うとしよう。
>おたがいに見えるのは、体のどの部分か。
>まずは横腹であろう。
>それなら、横腹の模様が目立つ虫は、
>その模様をおたがいのコミュニケーションに
>使っていないだろうか。
>同じ仲間だということを示しているかもしれないし、
>自分を目立たせているのかもしれない。
>緑の体に黒い横線、しかもその前をチラチラ動く足が、
>黄色だったりする。
>これは見事なコントラストではないのか。

>虫は虫をどう見ているか。

>これはむずかしい疑問である。
>虫の目とヒトの目、虫の脳とヒトの脳は、
>まったく異なる。
>虫の動体視力は、ヒトと同じくらいあるという。
>それはわかるような気がする。
>相手が動くものなら、虫は敏感に捉えるからである。
>でも色彩のパタンや、いわゆる形を、
>ヒトが見るように捉えるだろうか。

>虫の色模様は、一見すると派手で美しい。
>虫はおたがいどうしを、ヒトが虫を見ているように
>見ている。
>ついそう思ってしまう。
>そう思う人は多いのではなかろうか。

>でもそんなはずはない。
>あの小さな脳ミソで、人間並みに動体視力がある。
>ということは、形の把握なんか、
>まずダメだろうということである。
>そこまでの容量が脳にあるはずがない。

 こういうことを考えてみるのも面白いですね。
 いろんな角度から、いろいろ考えてみる。
 興味深いですよね。

 こんな話ばかりかと思っていたら、

>患者さんが「痛い」というとき、
>その性質、程度は、じつは医者にはわからない。
>患者さんが生き生きと感じている感覚、
>それが医者には通じな い。
>その通じない部分をクオリアという。

>ここまで読んで、
>クオリアは「同じ」でない部分だと、
>気づいていただけただろうか。

>言葉が通じるのは、ヒトには「同じ」
>という能力があるからである。

 興味深いです。
 言葉は、じつにあいまいです。
 全てを伝えることは、言葉だけでは、
出来ないのです。
 クオリアがあるからです。

 いろいろ補わないと駄目です。
 言葉だけで理解しようとすると、
間違えます。

 経験もそうでしょうし、本で学んだことも!

 いろいろ補って、想像力を働かせて、
そんな努力が必要なのですね。

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