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2007年7月 6日 (金)

ケチな改革が教育をダメにする 【後編】

ケチな改革が教育をダメにする 【後編】
2007年7月6日 金曜日 広田 照幸, 斎藤 哲也

プロフィール
広田照幸(ひろた・てるゆき)

1959年、広島県生まれ。東京大学大学院教育学
研究科博士課程修了。
東京大学大学院教育学研究科教授を経て、
2006年10月より日本大学文理学部教授。
教育社会学、社会史専攻。
実証にもとづいた切れ味鋭い議論が持ち味。
著書に『日本人のしつけは衰退したか』(講談社現代新書)、
『教育に何ができないか』(春秋社)、
『教育 思考のフロンティア』(岩波書店)、
『教育不信と教育依存の時代』(紀伊国屋書店)、
『《愛国心》のゆくえ』(世織書房)など多数。

斎藤哲也(特命助手サイトー)

1971年、神奈川県生まれ。東京大学文学部哲学科卒。
編集ユニット「連結社」にてコンテンツ制作する傍ら、
「R25」のブックレビュアー、TBSラジオ「文化系トークラジオ Life」
のサブパーソナリティとして活躍中。当連載では、
調査全般、編集を担当。手がけた本に『使える新書』
(編著・WAVE出版)、『大人力検定』(石原壮一郎著・文藝春秋)、
『イッセー尾形の人生コーチング』(朝山実著・日経BP)、
『現代思想入門』(PHPエディターズグループ)など。

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 本当に教育問題は重要です。
 日本の未来がかかっています。
 だからこそ、いろいろな意見に真摯に耳を傾けないと
いけないと思います。

 その意味で、この記事は、一考に値すると思います。
 前編へのリンクもありますので、前編も含めて
見ていただきたいと思います。
 
 世界最低レベルの教育費負担となっています。
 これで、本当に教育に力を入れていると言えますか?
 投資なくして、回収はあり得ません。
 そんなうまい話はないはずです。

 あれも、これも、学校にやらせようでは駄目だと思います。
 
 いじめや不登校などのように、生徒たちが抱える
ソフトな問題に対しては、教員が子どもたちとじっくり話し、
親身にとことん付き合うことが、もっとも有効な対策のはずです。

 校長のお説教とか「徳育」の教科化とかで何とかなるような
問題ではありません。

 ましてや、愛国心をもてとか、国旗掲揚時に起立を強いるとか
いうのは、論外だと感じます。
 強制すれば、形だけになります。
 心から、誇れる国を作ることに腐心してください。
 そうであるなら、何もせずとも、愛国の心は芽生えます。

 もしも教育を良くしたいのなら、他の部分を切りつめてでも、
教育にはきちんとお金を出すべきです。
 特に先生に時間的ゆとりを生む財政支出をしないといけないと
考えます。

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