社保庁改革
国会審議を見ていて思ったこと。
100年安心の年金制度だと言っておきながら、
それほど時間も経っていないのに、種々の問題を生じさせ、
新法案がその解決策になっているとは、思えないことです。
年金100年安心プランだそうです。
(看板をおろしなさいと言いたい)
問題1
徴収率が低い。
<国民年金関連>
日本年金機構に機能を移したところで、
徴収率があがるとは思えない。
あがるという説明に説得力がない。
さらに悪質なものについては、国税庁に任せると言う。
どういうことですか?
日本年金機構は、自分の責務も果たせない組織なのですか?
さらに、民間に移すことで、効率が上がると言うが、
競争原理も働かず、倒産の心配もない機構で、
本当に効率が良い運用ができるのか、はなはだ疑問である。
本来の民間ということではない。
<厚生年金関連>
未加入の事業所が多い(3割もある)
これについては、中小企業対策が必要でしょう。
どうするつもりなのか?
なにか具体策を打ったのか?
問題2
100万人位の人の納付記録が消えている可能性が
ある。
救済が必要だと思われるのに、(政府の責任は?)
その救済策を示さない。
相談所を作ったから相談に来い、だけです。
過去の領収書が無いと救済まで行かない。
そんな奇特な人はあまりいません。
ということは、ほとんど、救済できない。
救済する積もりがないとしか思えない。
もし、これが銀行で、貯金が知らないうちに
一件でも、一円でもなくなっていたら大問題になるはず!
まして、貯金を下ろすのに、過去に払い込んだエビデンスを
示せということは、ありえない!
何故、政治家というのは、官僚に甘いのか?
そもそも年金原本には、全ての情報をきちんと
記録しなければならないと法律で定められている
ので、正しい原本でないとすれば、その時点で
法律違反をしているわけで、法律違反に対して
なぜ、大臣は社保庁にその責任を追及せず、
甘い処置しかしないのか? 理解不能!
日本年金機構にすることとは、別問題!
直ちに、その責任を追及しないといけないはず!
情報が抜けているなどとんでもないこと!
問題3
年金財源の流用。
過去に、国会答弁で流用はしないと答弁しておきながら、
今度の法案でも、流用できる仕組みを残している。
国会答弁は都合により解釈を変えても良いのですか?
国会答弁というものは、重いものだと思いますが、
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