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2007年5月 9日 (水)

医療危機

病理解剖について、(新聞の記事より)

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>「病理解剖が驚くほど減り、法医解剖が増えている」
>病理解剖の目的は、診断や、治療が正しかったかどうかを
>医学的に解明し、医療の進歩に役立てることだ。

 だとすれば、病理解剖は、ある程度の比率で
あってしかるべきものだと思う。
 病理解剖の実施率は、医学の進歩に比例するのではないか?
 医学の質をある程度表す指標になるのではないかと思う。
 
>ところが、日本の解剖は極端に少ない。
>96年の世界保険機構(WHO)調査では、
>スウェーデンが全死者の37%、カナダ20%、
>米国12%、ドイツ8%、
>日本は22ケ国中最下位の4.3%で、
>05年度は病理解剖の減少で3.2%になった。

 日本は少なすぎると思う。
 ということは、日本の医学の質は、低いのではないか?
 医学の質を積極的にあげようとする意思が感じられない
ではないか、

>なぜ病理解剖が減っているのか。
>「遺体を傷つけたくない」と遺族が承諾しない。

 この辺は、臓器移植が進まない一因にも
なっているのではないかと思われます。
 進めるための、役割組織が必要なのでは?

>画像や検査が進歩して医師もわかった気になり、
 解剖を軽視する。

 もっと謙虚になって実施すべきと考えますが、
素人考えですか?

 オートプシー・イメージング(Ai):死亡時画像病理診断
の実施率はどうでしょうか?

 解剖が困難なら、医療施設の問題もあるでしょうが、
Aiを活用する手はどうだろう?
 医療費削減の問題もあるので、簡単にはいかないと
思いますが、

>「病理解剖で死因が確定し、遺族が納得したケースは多い」
>海外では、解剖で薬害がよく見つかっている。

 この辺を見ても、積極的に実施すべきではないですか?

>日本の医療は質を考えてこなかった。
>質を支える病理医の数も少ない。
>少ないとレベルを保てず、臨床からの疑問に十分答えられない。

>病院は事故を隠す、との思いが不審につながる。
>「きちんとしたチェック機能を果たすシステムが信頼回復の鍵。
>それには、病理医の連携やレベルアップが不可欠だ」

 そのとおりだと思う

 先日遊園地であった事故の件でも同じで、
 二度と同じ間違いを犯さないために。
 そして、質を高めるために。

 真の原因をしっかり把握し、フィードバックするシステムが
必要と考えます。

 医学においては、是非、その質向上のために、病理医の連携や、
レベルアップ、Aiの活用など積極的に進めて貰いたいと思います。

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