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2007年5月 1日 (火)

リハビリ制度「再改定」

 前に、「診療報酬改定/リハビリ中止は死の宣告」
と言う題で、 日記を書いたが、再改訂の内容が出たので、
再度、記して おきたい。

 厚生労働省は、何がなんでも、かかる医療費は、
そのままとして おきたいらしい。

 一部疾患のリハビリ制限を撤廃する変わりに、
リハビリ料の 「逓減制」を制度化した。

 この影響で、医療機関は再改定前よりも低い診療報酬で
リハビリ を提供しなければならず、状況はさらに悪化
するでしょう。

 リハビリ難民はさらに増加します。

 何のために改訂したのか、わからない。
 そもそも、リハビリの意味を理解できていない。

>今回の改訂によって、何人の患者が社会から脱落し、
>尊厳を失い、命を落とすことになるか。
>             多田 富雄

 人の命を、尊厳を、なんと考えているのか理解に苦しみます。

 これでは、前より悪い!

 必要なリハビリを保証するためには、一切の条件をつけず、
日数制限を撤廃するしかないと思う。

 やって良いことと、決してやってはいけないことがあるはずです。

 これで「美しい国」と言えますか?

 怒りすら感じます。

 予算はあるはずです。
 基地の移転に3兆円ものお金を出せるのだから、
 よしんば、なければ、税制を見直してでも、作り出すべき
ではないか? 

 年金の問題もある。

 なんで、こんな制度設計しかできないのか?

 目先のことしか考えていない政治家ばかりだとしか
思えない。
 大事なことは、先送り、先送り!

 なんで、国民は、怒らないのか?
 無関心なのか理解できない。

 リハビリの分類すら変えているのです。
 リハビリ料は従来、理学療法料・作業療法料・言語聴覚療法料
だったが、改訂で、疾患別にしている。
 多分、日数制限をつけたいので、そうしたのだと思うが、
そもそも、リハビリは、疾患別ではなかったはず、
どうして、変える必然性があるのか、説明がない。

 何が起こっているのか、もっと良く見て欲しい。

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