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2007年4月30日 (月)

天下り改革について

 現在、政府が進めている改革は、単なる選挙対策であり、骨抜き改革にすぎない。

 どうして、こんな改革とも言えないようなことを改革と称し、行っていることに対して、国民は怒らないのだろうか?

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朝日新聞 社説 2007/4/2から、

>そもそも、新バンクは、天下りを続けることを前提にしている。
>各省庁の斡旋を一元化しても、役所の予算や権限を背景に
>していることに変わりはない。
>キャリア官僚の定年前の勧奨退職を維持し、
>退職後に企業や団体を渡り歩く現状にも手をつけない。
>これで何が変わると言うのだろうか?

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国家公務員労働組合連合会(国公労連)の岡部勘市書記長談

>世間から批判を浴びているような“天下り”は禁止すべきです。
>当然、各省ごとの再就職斡旋はやめるべきです。
>そして、“新・人材バンク”に名を変えた組織的な再就職斡旋の
>仕組みもいらない。
>それが我々の基本的なスタンスです。

>我々は、税金で飯を食わせてもらって公務を遂行するための
>専門性を磨いてきました。
>その能力は最後まで公務の場で発揮することが本筋でしょう。
>そうしたくない人は自由に新天地を求めればいい。
>しかし、公務の場で、国民への奉仕者として働きたいと
>望んでも、定年まで働けないという現状が
>問題なのであって、変えるのならそこを変えるべきです。

>しかし、公務一筋でやってきた一般職員の能力を
>買って引き受けてくれる民間企業がどれだけありますか。
>特に、地方勤務のノンキャリアとなると引き合いなんて
>ありません。

>そもそも、公務員の総数を減らそうということで
>定員管理がものすごく厳しくなっています。
>この4月は全省的に新規の採用をかなり絞り込まざるを
>得ませんでした。
>退職勧奨をしてベテランを辞めさせ続けなければ、
>新卒が採れないどころか、定員を上回ってしまいかねない。
>肩たたきありきの制度設計なのです。

 何故、この本質的に問題だと思われる部分について、手をつけ、議論しようとしないのだろうか?
 怒りを覚えない国民ばかりだとすれば、暗澹たる気分におそわれてしまう。

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