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2007年4月30日 (月)

ドラッグラグについて

   NBonlineの記事です。

 >世界の良薬、日本に届かず
 >“ドラッグラグ”で世界から取り残される日本
 >2007年3月27日 火曜日 谷川 博

 >厚生労働省は2009年度までの3年間に審査官を
 >現在の約200人から倍増し、新薬審査の迅速化を進める。
  とのことです。

 理由は、
 >欧米で売られている医薬品の多くが日本では使用が
 >認められていない現実があります。
 >世界中で販売されている医薬品のうち、売り上げが多い
 >上位100品目について調査したところ、約3割が
 >日本では承認されていないことが分かりました。

 >欧米と比べて日本では審査官が圧倒的に少ないからです。
 >米国には約2000人いますが、日本には10分の1の約200人
 >しかいません。
 >英国と比べても3分の1の規模で、先進国では最も
 >少ないのです。

  だそうです。
  これが日本の現実です。

  少しは、改善しようとしているようですので、

  どうにかしなくてはいけないと思ってはいたのかもしれませんが、

  こんな実態のまま、ある意味放置しておいたのですから、

  すごく疑問を感じます。

  薬を必要としている患者は沢山いるはずです。
  その人たちを少しでも早く救いたいとは、思わないのでしょうか?

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 もっと深刻な問題があるのです。

 >「遅い、高い、質が悪い」──三拍子揃った日本の治験

 >治験(承認審査申請前に新薬の有効性や安全性について
 >製薬会社が患者データを集めて検証すること)の問題です。
 >新薬開発に欠かせない治験環境が十分に整っていない
 >のです。

 >医薬品開発にもグローバル化の時代です。
 >欧米の有力製薬会社は世界中、いたるところで新薬開発の
 >拠点を設けてスピードアップを図っています。

 >ところが、そうしたグローバル企業にとって
 >日本の優先順位は決して高くありません。

 >それどころか、日本の有力医薬品メーカーでさえ、
 >日本国内ではなく、欧米での開発に力を入れていると
 >いうのが実状です。

 >今、医薬関係者の間で注目されているのが、
 >日本では認められていない
 >「国際共同治験」の議論です。
 >これは多国で同時に治験を行うことですが、
 >今や欧米企業では既に当たり前になっています。
 >なにしろ、20年以上前から取り組みが始まっているの
 >ですから。

 >世界的製薬会社の中には、30カ国とか40カ国という規模で
 >国際共同治験を行った例が既にあります。
 >そうした国の中に、日本は含まれていないのです。

 >国を挙げて医薬業界の発展に取り組み始めている韓国や
 >中国などアジア諸国は積極的に国際共同治験に
 >参加しています。

 >日本は世界的な新薬開発のトレンドから
 >取り残されつつあります。

 >こうした構造的な問題がある限り、ドラッグラグは
 >いつまでたっても
 >解消できないでしょう。

  こまった状況ですね。
  どうしてですか?
  こんな状態で良いとは、誰も思わないはずなのに、
  どうして、改善されないのでしょうか?

  政治が悪いのでは?
  責任の所在をもっと明確にしたらどうでしょうか?

  もっと国民が怒るべきではないですか?
  

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