診療報酬改定/リハビリ中止は死の宣告
少し古い話になったが、一言、残しておきたい。
> 私の視点
> 多田 富雄
> 東京大名誉教授
>何よりも、リハビリに対する考え方が間違っている。
>リハビリは単なる機能回復ではない。
>社会復帰を含めた、人間の尊厳の回復である。
>話すことも、直立二足歩行も基本的人権に属する。
>それを奪う改訂は、人間の尊厳を踏みにじることになる。
>そのことに気づいて欲しい。
>今回の改訂によって、何人の患者が社会から脱落し、
>尊厳を失い、命を落とすことになるか。
>そして一番弱い障害者に「死ね」と言わんばかりの制度を
>つくる国が どうして「福祉国家」といえるのであろうか。
全く同感である。
特定疾患治療研究事業の見直しについても同様である。
あまりにもひどいので、両方とも見直しされるようであるが、
医療費の増大を食い止めるためになされる、なりふり構わない、
弱い人、物言わぬ人をターゲットにしたとしか思われない改革は、
即やめて貰いたい。
こういうものを改革と言うのだろうか?
改革の意味は、
古くなった(不都合な)制度や機構を、新しい時代に適応すのるものに改めること。
のはず。
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