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2007年4月30日 (月)

失うことででのみ

 随分経ちましたが、樹木 希林さんのニュースがありました。

 網膜はく離で、片目を失明されたそうです。
 自覚症状がなく、突然だったようで、一瞬絶望したと
言っていました。
 そのショックはどのほどのものだったでしょうか?

 私も、網膜はく離になりかけて、治療を受けました。
 本当に自覚症状がないので、油断大敵ですね!

 ただ、網膜はく離は、かなり治療成績が良く、改善できる
はずなのに、治療しなかったというのは残念です。

 人それぞれ、考え方があるのだから、

なんとも言えませんが。

 「これを、人の表面ではなく、その裏側も見ることの
できる人になる一歩にしたい」と、言っていたのには、
感心しました。

 人は、とかく、外見にとらわれがちです。
 特に若い人はそう、樹木 希林さんもそうだったと
言っていました。
 だから、このことを、既に言ったようなことの出発点に
したいと、

 大切にしないといけないのは、外見ではなく、
見えない部分にあると思います。

 見えない部分にこそ、本当に大事なことがあるし、
見えている部分が全体の何パーセントにあたるのか
数値で示すのはむずかしいですが、比率からいっても、
そんなに重要視するべきものではないはずです。

 それこそ盲目の人にとって見れば、外見など、
全く意味を持たないわけで、重要なことではないのです。

 もっと大切なものにこそ、眼を向けましょう!

 失うことででのみ得られるものがあると思います。

 その意味で、樹木 希林さんの体験は、樹木 希林さんの
人生にとって、重要な位置を占める事になるでしょう。

 「わからなかったら目をつぶれ」と言う表現があるようです。
 見えているものにまどわされるな! ということですね。

 目に映るものには限界がある!
 目に見えるものは、ほんの一面でしかなく、正しいとは
限らないということを心に刻んでおきましょう。

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